平行宇宙編AMラジオ「Amikana & Mika」:第10回「裸でも裸じゃない」
<次のお便りです。『アミカナさん、ミカさん、こんばんは!』>
<「こんばんは!」>
<『先日、街を歩いていたら、お二人の巨大なポスターを目にしてびっくりしました。ポスター撮影の裏話などを教えて頂けると幸いです』ということなんですが……>
「これは、五星洞さんのポスターですね」
<今回、イメージモデルに起用して頂きまして、本当にありがとうございます!>
「ありがとうございます! こんなぺーぺーなのに、ねぇ」
<『同じなのに違う』をコンセプトにした化粧品シリーズということで。まあ、我々も同じ顔、同じ声をしておりますが、中身は全く違いますから>
「「全く」って言われると、若干嫌な感じがしますが、まあいいでしょう」
<で、ポスター撮影の裏話ということですが……>
「まず、これは皆さんにクイズです。あのポスター、どっちが私でどっちがミカでしょうか?」
<えー、これは……分かるかな?>
「なんせ素っ裸ですからね」
<いや、素っ裸ではない! けど、服では見分けられないね>
「ヒントはですね。ミカの方が画像処理されてます」
<え? どういうこと?>
「毛穴とかね。あれだけ大きいポスターになると、どうしてもね」
<ちょっとやめてよ!>
「私の方は、毛穴とかないので、とても滑らかな肌になっております。複製技術が完璧じゃなくてよかった!」
<今の画像処理ソフト、甘く見ない方がいいわよ>
「そう? 異常に滑らかになってるんじゃない?」
<どうかな~。では、クイズの答えは……どうする? 来週にする?>
「そうだね。それまで、街角のポスターをじっくり眺めて下さい」
<で、撮影裏話ということですが……何かある?>
「そうだね……裸の時間が長過ぎる」
<だから裸ではない! ちゃんと着てますからね>
「でも、ミカは恥ずかしかったんじゃない? 薄着なの、私達だけじゃん」
<『ミカは』って、アミカナは恥ずかしくなかったの?>
「……これ、分かってもらえるか怪しいんだけど……」
<何? 何?>
「私の場合、裸になっても、裸じゃない気がするというか……」
<どういうこと?>
「何かね、変なんだけど、まだ何か着てる気がするのよね。肌を着てるっていうか」
<え? よく分からない>
「どう言ったらいいのかな?……本当の自分は、その肌の内側にあるというか。いや、実際には、肌の下は機械なんだけど……何て言うか、裸でも恥ずかしくないわけ。裸だと思ってないから」
<それは……何か深いね……>
「もちろん、触れられると感覚はあるから、素肌が露出してるのは分かるんだけど……ごめん、上手く言えないや」
<あー……ごめんなさい……ちょっと何て言っていいか分からないけど……つまり、いつも着衣プレイってこと?>
「ミカー! あんた自分捨てすぎ! 何、プレイって?! 着衣でいいでしょ! お風呂入っている時も、ダイバースーツ着てる感じ、とか、色々あるでしょ!」
<あー! そういう感じか。触れられる、とか言うから……>
「え、何でそんな平然としてるの? 爆弾発言したの、ミカの方だよね? 何か、私が失言した感じになってない?!」
<……ということで……>
「あー、またか……」
<以上、『AMラジオ>
「アミカナ・アンド!」
<ミカ』でした!>
<「バイバーイ!」>
「……今回、割と真面目な話だったのに……」




