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時間戦士は永遠の夢を見るのか・平行宇宙編

平行宇宙編AMラジオ「Amikana & Mika」:第10回「裸でも裸じゃない」

作者: 刹那メシ
掲載日:2026/08/05

<次のお便りです。『アミカナさん、ミカさん、こんばんは!』>

<「こんばんは!」>

<『先日、街を歩いていたら、お二人の巨大なポスターを目にしてびっくりしました。ポスター撮影の裏話などを教えて頂けると幸いです』ということなんですが……>

「これは、五星洞さんのポスターですね」

<今回、イメージモデルに起用して頂きまして、本当にありがとうございます!>

「ありがとうございます! こんなぺーぺーなのに、ねぇ」

<『同じなのに違う』をコンセプトにした化粧品シリーズということで。まあ、我々も同じ顔、同じ声をしておりますが、中身は全く違いますから>

「「全く」って言われると、若干嫌な感じがしますが、まあいいでしょう」

<で、ポスター撮影の裏話ということですが……>

「まず、これは皆さんにクイズです。あのポスター、どっちが私でどっちがミカでしょうか?」

<えー、これは……分かるかな?>

「なんせ素っ裸ですからね」

<いや、素っ裸ではない! けど、服では見分けられないね>

「ヒントはですね。ミカの方が画像処理されてます」

<え? どういうこと?>

「毛穴とかね。あれだけ大きいポスターになると、どうしてもね」

<ちょっとやめてよ!>

「私の方は、毛穴とかないので、とても滑らかな肌になっております。複製技術が完璧じゃなくてよかった!」

<今の画像処理ソフト、甘く見ない方がいいわよ>

「そう? 異常に滑らかになってるんじゃない?」

<どうかな~。では、クイズの答えは……どうする? 来週にする?>

「そうだね。それまで、街角のポスターをじっくり眺めて下さい」

<で、撮影裏話ということですが……何かある?>

「そうだね……裸の時間が長過ぎる」

<だから裸ではない! ちゃんと着てますからね>

「でも、ミカは恥ずかしかったんじゃない? 薄着なの、私達だけじゃん」

<『ミカは』って、アミカナは恥ずかしくなかったの?>

「……これ、分かってもらえるか怪しいんだけど……」

<何? 何?>

「私の場合、裸になっても、裸じゃない気がするというか……」

<どういうこと?>

「何かね、変なんだけど、まだ何か着てる気がするのよね。肌を着てるっていうか」

<え? よく分からない>

「どう言ったらいいのかな?……本当の自分は、その肌の内側にあるというか。いや、実際には、肌の下は機械なんだけど……何て言うか、裸でも恥ずかしくないわけ。裸だと思ってないから」

<それは……何か深いね……>

「もちろん、触れられると感覚はあるから、素肌が露出してるのは分かるんだけど……ごめん、上手く言えないや」

<あー……ごめんなさい……ちょっと何て言っていいか分からないけど……つまり、いつも着衣プレイってこと?>

「ミカー! あんた自分捨てすぎ! 何、プレイって?! 着衣でいいでしょ! お風呂入っている時も、ダイバースーツ着てる感じ、とか、色々あるでしょ!」

<あー! そういう感じか。触れられる、とか言うから……>

「え、何でそんな平然としてるの? 爆弾発言したの、ミカの方だよね? 何か、私が失言した感じになってない?!」

<……ということで……>

「あー、またか……」

<以上、『AMラジオ>

「アミカナ・アンド!」

<ミカ』でした!>

<「バイバーイ!」>

「……今回、割と真面目な話だったのに……」


挿絵(By みてみん)

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