プロローグ
この作品はチャットGPTに書いてもらった文を参考にして書かれた作品のため文章がおかしいかもしれませんが気にしないで欲しいです
あとこの作品はドールズフロントライン、通称ドルフロというゲームの影響が強く、ドルフロぽい要素が出てきます
始まりは2032年、世界は静かに歪んでいた。
新冷戦と呼ばれた十年の緊張の果て、各国は資源、技術、AI防衛システムを巡って微妙な均衡を保っていた。しかしその均衡は、ほんの小さな偶然で崩れることとなる。
太平洋に浮かぶNATOの戦略ミサイル基地で、ある自動防衛システムが誤作動を起こしてしまい敵国の核ミサイル発射を誤検知したAIは、事前プログラム通りに核攻撃を命じてしまった。
これにより2032年、三度目となる世界大戦が勃発する。これが第三次世界大戦である。
第三次世界大戦は最初から核兵器が大量に投下された結果、EMPが頻発し、発生したEMPは回路を焦がし、人間が文明の象徴だと誇ったディスプレイや配線や衛星の大半をただの黒い石と同じ重さの残骸に変え、日々物を生産していた工場の全てを停止させ、コンピューターに依存する空軍と海軍は無力化されていた。
だがもっと深刻だったのは、その後に起きたことだった。砲弾や化学兵器に薬品と腐肉が混ざり合った地獄は、放射線による変異によって伴う新たな病を生んだ。人々はそれをやがてコーラプス放射線と呼んだ。
コーラプスは単なる汚染ではない。放射線によって変異した生物と化学兵器が複雑に絡み合い、土と水の微細な器官までを蝕む粘性の集合体だった。表層の微生物群が変異し、分解を続けるうちに生成された複合化合物は、土の保水力を失わせ、作物の発芽を狂わせ、動植物の遺伝子を微妙に書き換え放射能もコーラプス放射線に変質した。疫病は断続的に噴き出し、汚染地帯からは生の匂いではなく、化学反応の焦げるような刺激が立ち上った。大地は生きているのか死んでいるのか判別しにくい屍のようになっていた。
そして第三次世界大戦は20年続き2052年に終結したが世界人口の6割がこの戦争によって亡くなり、コーラプスの汚染により3.5割の土地が重度の汚染により人が住めない死の大地と化し、5割が軽度の汚染に晒された。
この長くに続いた総力戦と放射能と新たな汚染による国家はその多くが瓦解した。
首都の灯りが消え、国旗は瓦礫の下に埋もれた。アメリカは体制を維持できずに細分化し、権力の空白を埋めたのは傭兵と企業、そして新興の軍閥だった。他にも中国と北欧はコーラプスの汚染によりでほとんど人が住めなくなり、広大な領域が「黒域」として地図から消えた。欧州各国も汚染や放射能でボロボロになりはてながらギリギリ国家として残った。ロシアは変貌し、東欧を統合し新ソ連としてまともに国家機能を維持した数少ない国家の一つとなったが、国際秩序の崩壊は国境を曖昧にし、残された社会は局所的な力の均衡で成り立つようになった。
戦後生き残った国々達には行政を行うだけの力はほとんど残されておらず、国内の都市運営も不可能となっていた。
そのため、国家は首都や産業集積地など重要な都市のみを直轄管理し、他の都市達達はPMC(民間軍事会社)に都市運営を委託をすることにした。
戦闘の様相も、戦術もなにもかも変わった。古い時代の毒ガスや大砲や兵器達は、サビと弾薬の残滓とともに復権した。戦場は最終的には地上における銃器を使った白兵戦、塹壕戦、銃剣突撃、毒ガスの使用など昔の戦場に逆戻りし死者を積もらせて行った
そして兵力不足と持続戦力の必要性は、人型の機械兵器を前面に押し出す結果を生んだ。
その後結果が「戦術ユニット」そして都市管理の名の下に民間で用いられる戦術人形──この二つの系譜は、戦後の世界を規定する主要な存在になった。
軍用の戦術ユニットは外装が分厚く、装甲と火器を惜しげもなく纏った兵器の形をしており、動作は人の命令に従いつつ戦場の律動に合わせて即座に変わる。
一方戦術人形は、あえて人間に似せて作られた。市民の不安を和らげ、日常管理の顔として機能するためだった。外見は家庭用アンドロイドとほとんど変わらない。だがそれらにはダミーシステム、戦術リンク、射撃管制が内蔵され、最大四体まで同一指揮者の下で同時作戦を行えるよう設計されていた。
これらは第三次世界大戦中に生まれ兵器達でありその起源は生き延びた半自立型アンドロイドが戦場に投入されたのが始まりであり、その後復旧した工場などで生産され戦場などに投入された。
そのノウハウは戦後に民需へと流れ、農業用・工業用・家庭用・接客用の多様なアンドロイド群へと派生していったりもした。
だが技術のすべてが回復したわけではない。多くの分野で研究は停止し、発展した技術は戦争の実用性に沿ったものやアンドロイド系統のものや工業系の技術だった
コーラプスの除去技術は、まだ実験段階であり特定の菌株と化学触媒の組み合わせで、表層に蓄積した化合物を分解する試みは幾つか成功を見たが、深層に入り込んだ複合体を完全に無毒化するには遠く及ばない。しかも、除去の副産物が新たな変異を誘発する危険もあり、局所的資金と専門家を抱える勢力が飽和した地域から補助金を引き出しては、その研究を独占している。食糧と水の配分、除染の権利、住居の所有──あらゆるものが交換可能な資源になった。
生き残った人々の生活は、ほどよく汚れた妥協の上に成り立つ。外套に補修の跡が縫い込まれ、銃身には代用品の金属がはめられている。市場では、かつては電子の指標であった相場が、缶詰や燃料、フィルター付きのマスクの枚数で測られる。子供たちは古い教科書のページを読み、信頼は通貨になり、誓約と裏切りは日常茶飯事だ。
そんな世界の管理が辛うじて維持される一つの街の杭で補強された門の向こうには、かつての通りが影のように続く。瓦礫が歩行者のルートを押し広げ、空き家の窓枠には布のカーテンがぬいぐるみの代わりに揺れている。市場の片隅では戦術人形の部品交換が始まり、ある者は新しいセンサーの実験を試している。遠くからは、古い大砲を再調整する粗い金属音が聞こえ、監視塔の上ではPMCの兵士が望遠鏡越しに周囲を見渡し、荒野には銃声が響き渡ったりもする。
そして街のから離れた場所にある放棄されて数年だがボロボロとなった地下研究所にはまだ稼働している冷凍ポットがあり、一人…いや、一体の人の見た目をした戦術人形が眠っていた。
こんな小説初心者な私が書いた作品を最後まで読んでくれてありがとうございました