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エルフの森で。

先代魔王(父)と共にエルフの森にきたカイ。先代魔王が約100年の付き合いがある店といい、ついていくとそこはダークエルフが店主の店だった!?そこには他の魔族もたくさん。どういうこと!?

「おい・・・あれ、・・・人族じゃねえか。」

「まさか・・・なんでここが・・・」

店にいる魔族たちはとても焦っていた。

「みなさん、落ち着いてください。あれは魔王様方です。」

店の前にいるダークエルフがそれを落ち着かせる。僕たちは人族の姿に、なっていたから、並の魔族はそれに気づけなかったんだろう。

「そうだ。いかにも我は魔王国第五代魔王である。今はカイトと名乗っている。」

突然の告白に僕は驚いてしまった。先代魔王が五代目ということは僕は六代目?

「カイトさん、今日はなにかごようが?」

「あぁ、今日はお前に聞きたいことがあってな。すまないが、皆一度席を外してくれないか?」

先代魔王がそう言うと、状況を察したかのように、それまで席についていた魔族たちは、すみやかに外に出ていき、店には僕と先代魔王と、ダークエルフが残る。

「聞きたいこと・・・ですか?」

「うむ。実は前に伝えた我が子、カイが、うまく魔法を使えないみたいなのだ。少し体を調べてみてはくれないか?」

「・・・良いですよ。お子さんの名前、カイというんですね。私はダークエルフのルシアといいます。普通エルフ族というのは他種族に深く関わっては行けないのですが、ダークエルフは、魔族に。ハーフエルフは、人族に。その規制が少し弱いのです。」

「そうなんですね。」

エルフ族は、高い知能、そして高い魔力を持っていて、めっちゃ強いらしい。だから他の種族の戦争とかに参加すると簡単に戦力が狂ったりするので、過度な関わりは禁止されている。だから、ちゃんと規制されているのは、純系のエルフ族だけだ。しかし、最近はハーフエルフが、増えすぎてそこら辺が少し問題になっているとかなんとか。

「では、カイさんの体少し調べさせてもらいますね。」

ルシアはそう言うと、僕のお腹に手をあて、目を閉じた。ルシアの髪が舞いあがりとても神秘的だった。

「終わりました。」

はやッ!?

「・・・原因はわかったか?」

先代魔王がおそるおそるルシアに聞く。

「はい、わかりました。カイさんの魔法能力は並の魔族が1000年真面目に修行しても追いつけないほどです。そして魔力量。これは生まれた時からほとんど決まっているのですが、カイさんは、魔王の名に恥じぬ膨大なものを持っています。」

それって確か、ユメミルも初見で会った時に言ってたな。

「・・・ですが、、、」

な?なんだ?

「カイさん、あなたは・・・魔力の穴が限りなく小さい。」

「・・・魔力の・・・穴?」

初めて聞いた言葉だ。魔力穴ってなんだろう




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