2 宿命の戦いが始まる
「おおおおおおっ!」
俺は聖剣ラスヴァールを手に、魔王軍残党の前線基地に突っこんでいく。
「曲者!」
「迎え撃て!」
数百の魔族が現れ、陣形を敷いた。
だけど、俺には陣形なんて無意味だ。
圧倒的な力の差で打ちのめす。
この『二周目の世界』で俺が常に行ってきた戦法――。
まして、今は聖剣ラスヴァールがあるのだから、その『力押し』はさらに強力になるはずだ。
「敵陣中央をぶった斬る――いくぞ、ラスヴァール」
「了解だ」
俺は聖剣の力を高め、同時に魔力で全身を強化した。
魔族の力と聖剣の力を併用した、俺だけが使えるバトルスタイルだ。
「斬り裂けぇぇぇぇぇぇぇっ!」
俺が振るった聖剣が衝撃波を発し、前方の魔族を数十体まとめて消し飛ばした。
「ひ、ひいっ……!」
「薙ぎ払ってやる」
俺はさらに二振り、三振り……次々と魔族を消滅させていく。
それはもはや戦いじゃない。
一方的な殲滅であり、虐殺だった。
滅ぼす。
魔族を全て。
そして世界に平和をもたらすんだ。
「アリシアたちに……平和な世界で暮らしてもらうんだ――っ!」
俺は明確な意思を持って、聖剣を振るい続けた。
どんっ!
突然、俺が放った衝撃波が左右に吹き散らされた。
爆風と土煙が周囲にもうもうと立ちこめる。
「何……!?」
聖剣による攻撃を無効化できるほどの力を持った魔族がいるのか――?
俺は警戒心を高め、突進を止めた。
「なるほど……さらに強さを増したらしいな」
ざっ、ざっ、と足音を立て、土煙の向こうから誰かが歩いてくる。
誰だ――?
「おいおい、もう俺のことを忘れたのか? こっちは一日たりとも忘れたことはなかったぞ? 俺に屈辱を与えた相手のことを――」
「っ……!」
俺は息を飲んだ。
「まさか……いや、あり得ない……!」
奴が、ここまでの力をつけているはずがない。
けれど、この声は確かに――。
「ガードナー……か?」
「そうだ。お前と同じように人間の限界を超えた、人類最強の戦士だ」
土煙の向こうから姿を現したガードナーがニヤリと笑った。
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