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魔王よりも強い【荷物持ち】は滅亡した世界から過去に戻り、『二周目の世界』を圧倒的な強さで無双する。  作者: 六志麻あさ @『死亡ルート確定の悪役貴族2』発売中!
第9章 聖なる力と魔の力

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4 祠の中へ


 俺はヴェイルと共に『聖なる力』が漂ってくるという場所に進んでいた。


「さっきは悪かったな、ヴェイル。その、お前が魔族だってことは村の人たちには内緒にしたいんだよ。怖がられるかもしれないから……」

「いえいえ、平気ですよ~!」


 ヴェイルはケロッとしていた。


「気にしないで下さいね。いつでもどんとこいです!」

「明るいなぁ……」


 とても魔族とも死人とも思えない明るさだ。


 しばらく進み、


「ここです」


 ヴェイルは村はずれの山――そのふもとにある小さな祠まで俺を連れてきた。


「この中に感じるんです」

「聖なる力か……【探知】」


 俺は探知魔法を発動した。


 すると――。


 確かに強大な力が……その一片が漂ってくるのを感じる。


 禍々しい感じはせず、ヴェイルが言った通り『聖なる力』なのかもしれない、と思わせる波動だった。


「――ん?」


 そこまで感知したところで俺はハッと気づいた。


 この力の感じは、覚えがある。


 清涼感があり、それでいて触れた者を癒やすような温かな波動――。


「まさか、これって」


 俺はゴクリと息を飲む。


「どうかしましたか、マスター?」


 ヴェイルがキョトンとした顔をする。


 聖剣の、波動――!?


「……いや、なんでもないんだ」


 俺は首を横に振った。


 どのみち、ここからでは確かなことは分からない。


「行ってみよう」




 俺はヴェイルと共に祠の中を進んだ。


 と、前方に人影を発見する。


「誰だ……!?」


 俺は身構えた。


「――敵ですか? 僕が殺しましょうか?」


 隣でヴェイルがたずねる。


「相手を確認してからだ。お前はすぐに殺そうとするなよ」

「了解です」


 やはり性格が変わったとはいえ、魔族は魔族だ。


「俺が許可しない限り、殺しはするなよ」

「もちろん。常にそうしていますよ」


 ヴェイルがにっこり笑う。


「マスターの指示があれば容赦なく殺す。なければ殺さない。それだけです」

「なら、いいが……」

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忌み子として処刑された僕は、敵国で最強の黒騎士皇子に転生した。超絶の剣技とチート魔眼で無敵の存在になり、非道な祖国に復讐する。


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