表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王よりも強い【荷物持ち】は滅亡した世界から過去に戻り、『二周目の世界』を圧倒的な強さで無双する。  作者: 六志麻あさ @『死亡ルート確定の悪役貴族2』発売中!
第5章 勇者選定儀式

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

40/108

3 戦士ガードナーとの再会

「カイン・ベルストだ」

「俺はガードナー・アクス」

「知っているよ。伝説的な傭兵だからな」


 俺はニッと笑った。


「お前の活躍に比べたら、俺の『伝説』とやらも霞んじまうけどな」


 ガードナーはコワモテに似合わぬ人懐っこい笑みを浮かべた。


 いかつい外見とは裏腹に、彼は優しい性格だ。

 こう見えても教養もある。


 噂では、どこぞの高貴な生まれだ――なんてのもあるが、案外そうなのかもしれないと思わせる気品があった。


 シリルやクレイン、ターニャに続き、ガードナーも……。

 こうして『一周目の世界』の仲間たちに再会できるのは、やはり嬉しかった。


『一周目の世界』ではアベルに惨殺された彼らが、この世界ではこうして生きている。


 生きて、話すことができる。

 生きて、出会うことができる。


 本当に嬉しい。


「ん、どうした? ニヤニヤして」


 怪訝そうな顔をするガードナー。


「……なんでもないよ」


 俺は首を左右に振った。


「魔王軍との戦いで頼もしい男に出会えた、と思ってさ」

「こっちのセリフだな。ま、お互いがんばろう」


 ガードナーが手を差し出した。

 俺はその手を力強く握り返す。


「ああ、世界に平和をもたらすために」


 そう、今度こそ――。

 世界に平和をもたらし、そして誰も死なせないハッピーエンドを迎えるために。


 俺は、戦う。


「ねえ、そろそろ勇者選定の神託が下りるみたいよ」


 シリルが言った。


 振り返ると、神殿の前に一人の女が出てきたところだ。


 もちろん、僧侶のターニャである。

 彼女が神託を告げ、新たな勇者が選定される――。


『一周目の世界』ではアベルが選ばれたが、今度はどうなるんだろうか。


 またアベルが選ばれるのか?

 それとも――。


「今、神のお言葉をいただきました――」


 ターニャが厳かに告げる。


「新たな勇者、その名は――」


 場の全員が固唾を飲み、彼女の次の言葉を待った。

【読んでくださった方へのお願い】

面白かった、続きが読みたい、と感じた方はブックマークや評価で応援いただけると嬉しいです……!

評価の10ポイントはとても大きいのでぜひお願いします……!


評価の入れ方は、ページ下部にある『ポイントを入れて作者を応援しましょう!』のところにある

☆☆☆☆☆をポチっと押すことで

★★★★★になり評価されます!

未評価の方もお気軽に、ぜひよろしくお願いします~!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
↑の☆☆☆☆☆評価欄↑をポチっと押して
★★★★★にしていただけると作者への応援となります!


執筆の励みになりますので、ぜひよろしくお願いします!


▼カクヨムでの新作です! ★やフォローで応援いただけると嬉しいです~!▼

忌み子として処刑された僕は、敵国で最強の黒騎士皇子に転生した。超絶の剣技とチート魔眼で無敵の存在になり、非道な祖国に復讐する。


― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ