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魔王よりも強い【荷物持ち】は滅亡した世界から過去に戻り、『二周目の世界』を圧倒的な強さで無双する。  作者: 六志麻あさ @『死亡ルート確定の悪役貴族2』発売中!
第5章 勇者選定儀式

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2 アリシア姫

『一周目の世界』において、俺と出会った時、アリシアは『ディルヴァース』という国の王女だった。


 そのことを知ったのは、俺が彼女と恋人同士になる直前くらいだったか。


 魔族によって彼女の国は滅び、彼女とごく少数の人間だけがかろうじて生き延びた。


 そして彼女は復讐を誓い、戦ってきた。

 けれど、この『二周目の世界』ではまだ彼女の国は滅んでいない。


 いや――滅ぼさせはしない。

 と、


「あたしを知っている様子ですが、どこかでお会いしましたか?」


 たずねるアリシアの視線が冷たい。


 それはそうだろう。

 この世界の彼女にとって、俺は初対面の見知らぬ相手だ。


「い、いえ、その……知り合いに似ていたので」


 俺は慌てて誤魔化した。

 つい焦ってしまう。


「失礼いたしました、アリシア……様」


 背中から変な汗が出てきた。


 こんなに緊張するとは、自分でも驚いた。

 魔族と戦っている方が、数百倍も気が楽だった。


「……誘っているなら、お断りです。ときどきいるんですよね。初対面でいきなり誘ってくる男の人。全部断ってますけど」


 アリシアの態度は険悪だった。


『一周目の世界』では恋人だった女性だけに、正直ショックだ。

 だけど、それ以上に――喜びがあった。


 彼女が、生きている。


 生きて、こうして話すことができる。


 ただ、それだけで――。

 万感の思いが、あった。


 今はもうそれだけでいい。


「私は、これで……」


 深々と頭を下げ、俺は背を向ける。


 これ以上一緒にいても、きっとアリシアを不快にさせるだけだろう。

 今の俺たちは、かつてのような恋人同士でもなんでもないのだから。

 と、


「お待ちなさい」


 アリシアが俺の背に声をかけた。


「もしや、あなたは――魔族の前線基地の一つを滅ぼしたという戦士殿では?」


 ざわっ……。


 周囲がざわめいた。

 俺の戦いぶりは結構な評判になっている、と聞いていた。


 まあ、いきなり現れて、魔族の前線基地をほぼ単身で壊滅させたからな……。

 と、


「へえ、魔族の基地を潰した猛者ってのはお前か」


 一人の巨漢が俺の元に歩いてくる。


 ガードナー・アクス。


 伝説の傭兵として名高い男だ。

 そして『一周目の世界』では勇者パーティの最強前衛として活躍してくれた。


 もちろん、この世界においては初対面だが――。

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忌み子として処刑された僕は、敵国で最強の黒騎士皇子に転生した。超絶の剣技とチート魔眼で無敵の存在になり、非道な祖国に復讐する。


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