表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王よりも強い【荷物持ち】は滅亡した世界から過去に戻り、『二周目の世界』を圧倒的な強さで無双する。  作者: 六志麻あさ @『死亡ルート確定の悪役貴族2』発売中!
第4章 俺の根源

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

31/108

5 白と黒と2

【宣伝】

『実家を二度追放された俺、弱小国に拾われて無双の英雄となる。【スキル鑑定・極】が発現~』

『仲間に裏切られた俺は魔王に転生する。俺だけの最強国家を魔界に築き上げ~』

それぞれ連載中です!

広告の下に小説ページへのリンクがありますので、ぜひお読みください~!


「魔法とはつまるところ『精神の強さ』だ。お前の精神は俺よりも弱い。だからお前の魔法じゃ俺には勝てない……それだけさ」


 シャドウが笑う。


「かといって、ただの人間のお前じゃ、身体能力で魔族の俺を上回ることはできん。剣でも魔法でも――お前が俺に勝つすべはない」

「俺は……」


 こいつには、勝てない。


 このまま、こいつに乗っ取られるのか――『俺』という存在が。


「七魔将も魔王も敵じゃない。俺がお前を乗っ取り、この世界で最強の存在へと成り上がる――」

「俺は――」


 嫌だ。


 このまま消えてたまるか。


 俺は『俺』だ。


 俺こそが――『俺』なんだ。


「はははは! お前じゃ俺に勝てねぇよ!」


 シャドウが攻撃魔法を連発する。

 俺はシールドを張って、防戦一方で耐えた。


 耐え続けながら、考えた。


 奴は言った。

 魔法とは精神の強さだと。


 精神の力こそが、魔法の根源ということなんだろう。


 なら、俺は――。




 一つの、『気づき』を得る。




 脳裏に様々な光景が浮かんだ。


 まさしく走馬灯だ。


 今まで過ごしてきた村の風景。

 両親や幼なじみのリアム、優しくて暖かい人たち。

 そして勇者パーティに入ってから出会った仲間たち。

 魔王討伐のための旅で――その行く先々で出会った人たち。


 俺はそんな一人一人を守りたかった。

 そして、まだ見ぬ人たちも守りたかった。


 平和な世界が好きだ。

 温かい世界が好きだ。


 それを壊そうとする魔王軍を、許せない。


 最後に――俺の脳裏に現れたのは、一人の少女。




「アリシア――っ!」




 どんっ……!


 俺の全身から、今までを圧する異常なまでの輝きが立ち上った。


 魔力の、オーラ。

 俺が備える真の魔力の――。


「ば、馬鹿な……!?」


 シャドウが後ずさる。


 初めて見せる、動揺の姿だった。


「なぜ、お前にそんな魔力が……! 一瞬前までは、心が折れかけていたくせに――」

「確かに圧倒されたよ。お前の力にも、心にも」


 俺はシャドウを見据えた。


「だけど、俺にも譲れないものはあった。それを思い浮かべたら……俺の心に信じられないくらいの強さが湧いてきた」


 心の強さが――心の在り方が、魔法の強さに大きく影響する。


 シンプルな、答えだった。

【読んでくださった方へのお願い】

面白かった、続きが読みたい、と感じた方はブックマークや評価で応援いただけると嬉しいです……!

評価の10ポイントはとても大きいのでぜひお願いします……!


評価の入れ方は、ページ下部にある『ポイントを入れて作者を応援しましょう!』のところにある

☆☆☆☆☆をポチっと押すことで

★★★★★になり評価されます!

未評価の方もお気軽に、ぜひよろしくお願いします~!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
↑の☆☆☆☆☆評価欄↑をポチっと押して
★★★★★にしていただけると作者への応援となります!


執筆の励みになりますので、ぜひよろしくお願いします!


▼カクヨムでの新作です! ★やフォローで応援いただけると嬉しいです~!▼

忌み子として処刑された僕は、敵国で最強の黒騎士皇子に転生した。超絶の剣技とチート魔眼で無敵の存在になり、非道な祖国に復讐する。


― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ