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魔王よりも強い【荷物持ち】は滅亡した世界から過去に戻り、『二周目の世界』を圧倒的な強さで無双する。  作者: 六志麻あさ @『死亡ルート確定の悪役貴族2』発売中!
第3章 かつての仲間たち

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6 俺の『力』の新たな可能性

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「ねえ、今の力って……魔法だったの?」


 シリルが俺を見つめた。


「あ、ああ、身体強化魔法の一種だ」

 言いながら、俺はあらためて思考を巡らせる。


 この現象は……一体、なんだ?


 シリルには『魔法だ』って言ってごまかしてしまったけど、実際には俺はなんらかの魔法を発動しようとしたわけじゃない。


 体が、勝手に変化したんだ。

 俺の意志とはかかわりなく――。


 強いて言うなら、クレインの攻撃を前にして、俺の中の防衛本能が働いた結果なのかもしれないが……。


「私には……まるで魔族の力のように見えた」


 シリルがつぶやく。


「もちろん、あなたは人間だし、そんなことはあり得ないんだけど……でも、さっきの力から受ける印象は、あまりにも禍々しくて……あんな魔法、私のデータにはないし……」


 今のシリルの言葉に、俺はハッとなった。


 そうだ、きっとこれは――魔族としての能力だ。


 一周目の世界では各種スキルや聖剣の力で戦っていたから、魔族としての能力は魔法以外に頼るところはなかった。

 極論、攻撃面は聖剣の力があれば、ほとんどすべての敵を薙ぎ払える。


 だから、魔族の能力として必要なのは『俺の体を頑強にしてくれること』――それだけだったんだ。

 魔法だって、しょせんは牽制だったり、遠距離の敵相手に使っていただけだ。


 だけど、この世界での俺は違う。


 聖剣を失い、メインの攻撃手段はスキルと魔法。

 でも、それだけでは魔王相手にはどの程度の有効打になるか分からない。


 だからこそ――今、俺が使った技は期待できるかもしれない。


 魔族としての力。

 それをもっと使いこなせたら――。


「君の不可思議な技は気になるが、とりあえず君の実力はよく分かった。さっきの攻防は明らかに私の負けだ」


 クレインが微笑んだ。


「約束通り魔族との戦いに協力しよう」


 と、右手を差し出す。


「心強いよ」


 俺はその手を握り返した。


 とりあえず、形は違ったけど彼女も魔王軍と戦う戦士になってくれたわけだ――。

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忌み子として処刑された僕は、敵国で最強の黒騎士皇子に転生した。超絶の剣技とチート魔眼で無敵の存在になり、非道な祖国に復讐する。


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