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放課後メジェド団

作者: ペッペケぺー

めー

 




 俺は死の間際悟ったのだ。程々に頑張れよ俺、と。


 死因は過労死。情けな過ぎて涙が出るぜ。たかが十徹、仮眠も毎日一時間も取っていたというのにこの体たらく。


 仕事が無くてもサービス残業。やることが無くても職場で仕事の振りしてゲーム。そうそこは正に我が家。

 繁忙期程に忙しくなくても我等社畜は仕事場というホームからは出られない。先輩もパソコンをカタカタするだけの機械と化した。課長すらもう家へのルートを忘れる程に社に尽くしいた。


 くっ、面目ねぇ。過労死しちまって面目ねぇ。



 しかしそんな日常すら今は過去。新たな日常に産まれた俺は前世の柵を忘れ、この日常を謳歌している。


 そう部活動にも力を入れている。例えば


『め~じぇ~ど~』

『めーじぇーどー』


 このメジェド団。どっかの神様らしいメジェド神を崇め奉る部活動だ。

 喋る言葉は『メジェド』の四文字。返事も『メジェド』の四文字。

 入部の際に渡される白布を被りればそれでメジェド様だ。


 誰も部員の顔なんて知らない。ただボーッと、じゃない宇宙的交信をするのがメジェド団の活動。

 疲れた日々を癒す為に学校での休息を得る場所。それこそがメジェド団。


 めーじぇーどーと鳴く声は教頭先生の声にも似ているがそれは分からない。


 しかし例え教頭先生に家庭が髪も無くてもこのメジェド団だけは優しく包んでくれる。赤点を取ってもだれま気にしない。それがメジェド団。


 さあみんな一緒に


「めーじぇーどー」





じぇ~







どう?

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