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俺のアサシン  作者: 雪村宗
ハニームーン
29/30

コデイン教の最後

ロワール王国の海岸からコデイン教の島に大きな橋がかけられている。


その橋の大陸側にリオは立った。


白いブラウスと赤いショートパンツという挑発ともとれるいでたちだ。


リオの左隣にはクリシュナが、右側にはガウラが控えている。


そして後ろにはドラアとイェータ。




早速、黒いローブの人間がゾロゾロ島の城から出てくる。


リオ

「行くっす!」


リオは迷わず橋を渡る。


狂信者は橋の上で手に持ったナイフで攻撃してきた。


そいつらをクリシュナが切り裂き、ガウラがヴァンパイア の腕力で首の骨を折りながら進む。



ついに橋を渡り終わると、いったん、信者の攻撃が収まった。




ガウラ

「クリシュナ、こいつらを見ろ。」


ガウラは狂信者の、黒ローブを剥ぎ取ると足で頭を踏み潰した。


リオがおえっとのけぞった。


すると拳サイズの白い芋虫が頭の中からモソモソ出てきた。


ガウラはその虫も踏み潰す。


ガウラ

「こいつらはこの虫に寄生されている。」


クリシュナ

「なんてことだ。」


ガウラ

「おそらく人間にこれを寄生させ、思い通りに操っている奴がいるな。」


リオ

「この人たちはもう元に戻らないっすか?」


ガウラ

「ああ、脳みそは無いに等しいからな」


リオ

「許せないっすね…。」


クリシュナ

「ああ、何が神の国だ!」


ガウラ

「全滅させろ。」




リオは正門の前に立った。


城壁の上から弓矢が放たれる。


クリシュナ、ガウラ、ドラア、イェータで全て防ぎきった。


第2波を打とうと構えた信者達が次々にアサシンにやられた。


海を泳いで四方八方から侵入したアサシンたちだ!


中からピーテが門をあけた。


リオ達は走って突入する。




1000人以上いる信者達をアサシン達は次から次に倒していった。



リオ達も紫ローブの手強い信者達を倒しながら城の奥へ侵入した。



奥の大広間に入ると壁際に水晶玉がずらりと並んでいて、その奥に真っ白なコートを着た長い金髪の美しい男が一人立っていた。



その周りに五人のレジェンドマスターアサシンが床に倒れている。


リオ

「ネマン導師!だだだ、大丈夫っすか!?」


飛び出そうとするリオをクリシュナが押しやった。


クリシュナ

「リオ、待て…。」


ガウラ

「マジかよ…………。」


金髪の男

「これはこれは、可愛いガウラ坊やじゃないですか。お兄ちゃんは一緒じゃないんですか?」


ガウラ

「サルウィン、戦いの後姿を消したと聞いていたが、こんな所で何をやっているんだ。」


サルウィン

「何でしょうねえ。」


ガウラはものすごいスピードで突っ込んだがサルウィンのナイフが腕をかすった。


ガウラの腕がシューと音を立てて傷の部分が溶けた。


ガウラ

「サナガ族の血か!」


ガウラは距離をとって膝を折った。


サルウィン

「あはははは、やっぱり君はまだ坊やですねえ。」



クリシュナがガウラのそばに行き囁いた。



クリシュナ

「あいつは人間か?」


ガウラ

「魔導師だが…身体は人間だ。」


クリシュナ

「よし。」



クリシュナはブレードを構えてサルウィン向かって真正面からつっこんだ。


サルウィンはナイフを振り上げた。


するとクリシュナの身体が宙に浮き、クリシュナは苦しみだした。


クリシュナの苦しみの声が辺りに響く。


ドラアとイェータもサルウィンに向かうが、サルウィンの左手が上がり、二人とも見えない壁にぶつかり、弾き飛ばされた。


風の速さで近づいていたガウラがサルウィンの首を掴んでニヤリと笑う。


サルウィンは右手のナイフでガウラの胸を突き刺した。


ガウラの叫び声が上がると同時に、クリシュナがサルウィンにブレードを向けるが左手で止められ、宙に浮いた。




その瞬間、サルウィンの目が見開かれ、動きが止まった。


サルウィンの身体中にアサシンマスターの五人の剣が突き刺さっている。


そしてサルウィンの首には天井から飛び降りてきたリオのブレードが深々と刺さっていた。



サルウィンは何か一言呪文を唱えると煙のように消え失せてしまった。




リオ

「ああ!ガウラ!」


ガウラの顔にヒビが入り黒っぽく変色して行く。


クリシュナは咄嗟に自分の腕を切り裂きガウラの口に押し付けた。


ガウラは力を振り絞ってクリシュナの腕に噛み付いて血を吸う。


クリシュナ

「く………。」


ガウラ

「はあっ!」


ガウラが血だらけの口で顔を上げた。


顔色は元に戻っている。


ガウラ

「生き返った、流石エルフの血だ!」


リオ

「やったっす!クリシュナ!」


リオはクリシュナに抱きついた。


ドラアもイェータも身体をさすっているが大丈夫そうだ。


マスターアサシン達も笑いながら集合した。


リオ

「マスター達、大丈夫っすか!?」


ネマン導師

「当然だ。叶わないと思った相手にはとりあえず死んだふりして仲間を待つ。これも技だ。」


リオ

「流石っす!」


リオの瞳がキラキラ輝いた。





ソンム

「おーい、リオ、大変だ!見せたい人間がいる!」





ソンムは一同を城の監獄に案内した。



ソンム

「ここだ。」



牢屋の中に汚れた人間が座り込んでいる。


髪は白くリオと同じ紫の色の瞳をしている。


リオ

「あっ!」


その人間は顔を上げてリオを見た。


「リオ!」


リオ

「お兄ちゃん!タナお兄ちゃん!」


つづく




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