エピローグ
途中に置いてしまいましたが、よければ最後にお読みください。
アサシン教団本部
リオ
「ただいまっす!
ハネムーンからただいま帰国しましたっす!」
ドラア
「リオ、久し………。」
ピーテ、ソンム、ボルタ、イェータ
「!!!!!!」
リオを見てファイヴナイツは言葉を失った。
リオ
「どうしたっすか?先輩…。」
一年ぶりに本部に戻ってきたリオは少し背が伸びて大人っぽくなっていた。
そして圧倒的に色っぽくなっている。
まるで花開いた月下美人のように美しい。
紫色の瞳に見つめられると胸が騒いで困ってしまうような。
ファイヴナイツは言葉を失ってしばらくリオを見つめた。
クリシュナ
「リオ…。」
遅れてクリシュナが入ってきた。
リオ
「クリシュナ!」
リオはクリシュナの首に手を回して目を閉じた。
クリシュナがリオの腰に手を回して軽くキスをする。
リオはへにゃっと笑った。色っぽく。
その一連の動作があまりにも自然だったのでファイヴナイツは落ち込んだ。
リオ
「そうだ、先輩達にお土産いっぱい買って来たっすよ!」
リオは大きな土産袋をあさってそれぞれにお土産を渡している。
その隙にドラアはクリシュナに近づいて小声で話した。
ドラア
「おい………、リオを泣かせるなよ。その時は俺がお前を殺す。」
クリシュナ
「………………わかってる。」
クリシュナはドラアの肩を叩いた。
ボルタ
「クリシュナ、リオ、夜はいつもの店を予約してる。」
クリシュナ
「ああ。すまんな。」
ピーテ
「おかえり、友よ。」
イェータ
「色々話を聞きたいわ。」
ソンム
「クリシュナ、お前色々やらかしたそうじゃないか。あの盗賊までやるとはなあ。」
………………
リオとクリシュナは久しぶりの自宅を窓を開けて掃除した。
リオ
「やっと片付いたっすね。」
クリシュナ
「お茶にするか。」
リオ
「いっすね。」
クリシュナはお湯を沸かし始める。
お湯を沸かしているクリシュナの後ろからリオが腰に腕を絡めた。
そしてクリシュナの背中に顔を擦り付けている。
クリシュナも大きな手でリオの手を包んだ。
クリシュナ
「どうした?」
リオ
「きっと幸せってこういう事を言うんすね。」
クリシュナはふっと笑って振り向くとリオをテーブルに押し倒した。
頭を撫でてキスをする。
リオがあーーーーと言って飛び起きた。
クリシュナ
「な……なんだよ、突然。」
リオ
「お土産でクッキー買ってたっすよね!俺、天才!持ってくるっす。」
リオは自分の部屋に入って行った。
クリシュナはくくっと笑った。
お湯が沸いてもリオは戻ってこない。
リオの部屋でカタリと小さな物音が聞こえた。
クリシュナ
「リオ……?」
クリシュナ
「リオ。」
クリシュナがリオの部屋の扉を開けると、リオの姿はなく、お土産のクッキーが床に落ちていた。
クリシュナ「リオ!!!!!」
クリシュナは窓から屋根に登り見渡した。
港に続く道を黒いローブの人間が大きな麻袋を抱えて走っているのが見えた。
クリシュナは全速力フリーランで追いかけたがすでに遅かった。
ローブの男は小舟に乗って沖に停泊している黒い船に向かっている。
クリシュナの目の前にもう一人の黒いローブの人間が立ちはだかる。
気づくと後ろにもぞろぞろとローブの輩が取り囲んで剣を突きつけた。
クリシュナ
「くそっ!」
魔導も使うやつらで、皆剣に炎をまとっている。
クリシュナは思わぬ苦戦を強いられた。
クリシュナ
「くそっ、リオーーー!」
クリシュナ
「どけっきさまらああ!」
その時リオズ親衛隊がなだれ込んで来てローブの集団を攻撃した。
ドラア
「クリシュナ!リオはどこだ!。」
クリシュナ
「沖にある黒い船に乗せられた。」
ドラア
「ちいっ……!」
ボルタ
「早く倒せ!」
一対一に持ち込めばクリシュナが優った。
さらにファイヴナイツも一人づつ息の根を止めていく。
ピーテ
「こいつら、人間ではないぞ!」
黒いローブの死体は砂のように崩れ落ちていった。
ソンム
「なんだこいつら!」
クリシュナ
「こいつらはコデイン教のやつらだ。見覚えがある。」
ドラア
「あいつらか!」
イェータ
「船で追いかけましょう!」
クリシュナ
「よし、アサシン教団の船を出す。みんな、行くぞ!」
リオズ親衛隊は雄叫びをあげた。
………………………
クリシュナが舵を取る。
黒い船の性能は素晴らしくなかなか追いつくことができない。
黒い船を追って一週間が過ぎた頃、大きな嵐に巻き込まれた。
黒い船の動きが止まる。
クリシュナ
「今がチャンスだ、行くぞ。」
荒れ狂う海を巧みに舵をとりながら黒い船に近づく。
そしてついに船体を激しくぶつけた。
アサシンたちは次から次に乗り移り攻撃を開始。
ドラア
「なんだ………この船に何故こんなものが乗っているんだ!」
黒い船の甲板にはオークとゴブリンがうじゃうじゃひしめき合っていた。
リオズ親衛隊とクリシュナはアサシンの技を駆使してオークとゴブリンを殺す。
初めて戦う生き物だがアサシンは怯まない。
クリシュナ
「リオ…どこにいる!」
クリシュナはゴブリンを斬り殺しながら船内を探し回る。
船内の奥の部屋に黒いローブの魔道士がいた。
その後ろに箱に入れられたリオが横たわっている。
クリシュナは電光石火、魔道士の詠唱途中で切り裂いた。
魔道士はぐしゃりと崩れ落ちる。
この魔道士は人間だったらしい。
クリシュナはリオの頬を恐る恐る触る。
温かい。
クリシュナは安堵した。
クリシュナ
「リオ、起きろ。」
揺さぶるがまったく起きる気配がない。
嵐で大きく揺れていた船が突然止まった。
クリシュナはリオを横抱きにして甲板に上がる。
ドラア
「クリシュナ!リオは無事か!」
クリシュナ
「ああ、だが目を覚まさない。」
ボルタ
「見てくれ、突然嵐がやんで、目の前に陸地が現れた。」
クリシュナは目を丸くした。
本当に目の前に美しい白い砂浜、その奥に広い大地が続いている。
クリシュナ
「ここはどこだ…。」
ソンム
「方位磁石はこのザマだぜ。」
方位磁石の針はくるくる回っている。
その時、上空から急降下して大きな鳥のようなものが甲板に降り立った。
ボルタ
「何者だ!お前は!」
それは翼の生えた銀髪の美しい人間だった。
翼のある人間
「おっかしいなあ〜魔王の船に人が乗ってる。」
ドラア
「魔王の船だと!」
クリシュナ
「ここはどこなんだ。教えてくれ。俺たちには何もわからない。」
翼のある人間
「えっととりあえず…………
エルフの国へようこそ。」
おわり
R18に「俺のアサシン 二人が結ばれるシーン」を書きました。エピローグの続きのお話です。
R18に短編 「俺のアサシン リオ、最大のピンチ!」を書きました。




