第一話
拙い文でお目汚しにしかならないでしょうが、応援してもらえるとありがたいです!
これからこの作品をよろしくお願いします。
戦争が起きてから90年は経っただろうか、あらゆる都市などが破壊されつくし、もうすぐ日本という国が陥落する頃、まだ戦争の引き金を引かれたテロが宮崎では戦火が上がっている。
そんな中に家族とまだ逃げ惑う8歳と言うまだ幼い少年が街を駆けていた。
「大翔!あそこに隠れるぞ!」
「分かったよ父さん」
「私は舞花を支える。お前は穂乃香を頼むぞ!」
「うん!」
少年は妹である穂乃香に肩を貸しながら、必死に父親の指した家、いや家であった建物に走り込んだ。
「とりあえずここならひとまずは安心だろう。」
この家族が駆け込んだ建物は一年前に侵略国の兵士たちが人を殺し、奪い、全滅した場所であった。
全滅したあと兵士たちは拠点を築いたが、その半年後、兵を進めるため、撤去した町だ。
だからなのか今は人が全くおらず、見に来ることもないであろうほど放棄されていた。
町にある様々な建物の中にはまだ食べられるような缶詰などの食料が現存していた為、食うには困らない程だった。
少年ら家族が駆け込んだ家は居住するには問題がない程度には形が残っていたので、ひと安心していた。
そして五年後、家族は町にある物もほぼ食べ尽くし、他の街に行こうと決心し今いる町を抜け、別の街へ行く手段になるまだ動く車を見つけ、見つけた街へ入ろうとした時だった。
侵略国の国旗を付けた車に行く先を阻まれたのだ。
「これより先に進むのは不可能だ。貴様らは我々東亜国の施設に入ってもらう」
そうリーダーであろう兵士が伝えたあと、半強制的に、車から全員下ろされ、兵士たちが乗っていたであろう車の他に置いてあった車両に乗せられ、どこかへと車を走らせていた。
少年はまだこの時は家族としての繋がりが無くなることなど、知りもしなかっただろう。
ここまでお読み頂きありがとうございます。
とりあえず12話まで、プロットを作ってありますので、頑張って投稿しようと思っておりますので、ぜひ呼んでください!
ありがとうございました。