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CONTINUE・20 Refuge~避難~2


「アースウォォォール!」


 何度目の発動だろう?そんな益もない事を考えながら最後の壁を作り出した。

半円を描くように壁を作り出し初めてから30分位だろうか?もしかしたら1時間位は経ってるかもしれない。

そんな曖昧になるぐらい単調な作業を続けてようやく最後の壁を作り終えた。


「さて、これからが本番だ!」


 少しでも気分を変えたくて声に出して見た………正直、………不毛だ。

何にしても壁作りは終わりだ!今からは残敵の処理をして神殿に向かうのが目的だ!。

さて、初め………。


「お疲れ様です!勇者様!」


 これから敵を倒しに向かおうと足を1歩踏み出した瞬間に声を掛けられた………。

………誰だよ、そう思いながら振り返るとそこに居たのはライヤさんだった。


「………お疲れ様です」


 俺は苦笑いになりながら返事を返した。

ライヤさんが悪い訳ではないが機先を削がれてちょっと不機嫌な感じで返事をしてしまった。


「すみません、何かを成されようもした時に声をお掛けしてしまったみたいですね………」


「いえ、ライヤさんが悪い訳では有りませんので………此方こそ態度が悪かったですね。すみませんでした」


「いえ!此方が御声をお掛けするタイミングが悪かったのですから………それで、何をなさる予定だったのですか?」


 ………大人だ。

そう言うしかない対応をされた。

正直怒っても仕方ない位の態度だったと思う。

それでも怒るのではなく気にしていないと態度で示し俺が何をしようとしていたのかを聞いてきたのだ。

本当に大人だと思う………俺もこんな風に成れたらと思いながら答えた。


「本当にすみません。………それで、やろうとしていた事ですが壁が作り終えたので避難を迅速にする為にこちら側に残っている敵の掃討戦を始めようとしていました」


「あぁ!成る程………ですがそれは我々の仕事です。後は我々に任せて勇者様は神殿へとお向かい下さい」


「いえ、俺が神殿へ避難するのはまだです。今は少しでも被害を抑え一人でも多く騎士の方々に神殿へ避難して貰う事が大事です。その理由は、何時壁が壊されて敵が中に入って来るか分からないからです。そんな状態で此処を離れる訳には行きません。ですので残りの敵を素早く倒し全員が神殿へ避難をしなければならないのです。それが姫さんも望んでいる貴殿方騎士が行わなければならない任務なのです」


 更に言えば此処から脱出する際少しでも脱出時の安全を上げる為にも騎士の人達には1人でも多く無事でいて貰わないと行けない。

そりゃぁ、俺が戦わなくても良いんならそれはそれで良いと思うけど戦えるのに戦わないのは違うと思う。

それに俺が戦えば確実にここに居る騎士の人達が楽になるのだから………。

そして一番の理由は俺は無茶をして死んでも【コンテニュー】の効果で時間が戻ってやり直せるのだ。

それを利用しない事はない。


「………勇者様、分かりましたその任務慎んでお受けします。………全員!聞こえたな!我らの姫様は我らの無事をご所望だ!これより我等一人も死ぬ事は許さん!行くぞ!」


「「「「「「応う!」」」」」」


 ライヤさんが他の騎士に発破を掛けたのだが戦っている側からも声が聞こえてきた。

どうやら俺達の会話が聞こえていたみたいだ。

更にテンションが上がった戦っていない騎士達は持っている盾と剣を打ち合わせている。

こりゃ、気合いを入れないとな。

俺は壁の方へと歩き出した。



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