CONTINUE・18 Persuasion~説得~
さて、先ずは姫さんの無事と一時的な神殿への避難とこれからの行動に関しての説明をしないとな。
「先ずは自己紹介………っと行きたい所ですけどそれは安全な場所に移動してからにしましょう。それで、先程の質問ですが姫さんとアルバートさんはこの戦場の指揮をしてる人の所にこれからの行動と一時的な神殿への避難の指示を出しに行きました」
「………神殿への避難ですか?このまま脱出するのでは無く?」
ヤッパリそう考えるんだな。
だけどそれだと俺や姫さんが望む結果にはならないんだよな。
だから………。
「はい、避難です。今の状態でそのまま脱出しようとすると怪我人を守りながら戦う事になりどうしても無理が出ます。そこで姫さん達と相談して一度神殿に避難して入り口を一時的に封鎖して怪我人を回復魔法で治し出来るだけ万全の態勢を整えてから脱出しようとなりました」
「……………その提案は誰からですか?」
「…………姫さん、と言いたいのですけど俺からです。………俺は元々戦いは有っても身近には無く遠い国の何処かで戦いが起こってるそんな平和な世界から来ました。ですので騎士の方々とは少し考え方が違います。………俺は救える命が近くに有りその上自分に救える力が有るのならどんな事をしてでも救いたいのです。ですから言いたい事は有るかも知れませんが俺に力を貸して貰えませんか?お願いします」
俺は思いっきり頭を下げた。
正直に言うと俺は脱出するだけなら彼等を救う必要は無い。
それこそ脱出するだけなら力押しで行けるのだ。
何せ俺にはあの駄神が………いや、主神だったか?………まぁ、どっちでも良いや。
とにかくその神がくれたチートスキル【コンテニュー】が有る。
それこそ何度も死ねば何時かはこの戦場からは脱出出来るだろう。
………但し、それまでにどれだけ死ぬか分からないし………きっと、途中で諦めて俺は壊れるに違いない。
だってよ!一瞬とは言え死んでるんだぞ!この度に痛い思いしてるんだ!本当なら既に発狂してても可笑しくないと思うんだ………俺、良く壊れないで済んでるよホント。
まぁ、嘘臭く聞こえるかも知れないけど助けられる命が近くに有るのに助けないのは俺的には許容出来ないんだよ………。
頼むから避難してくれ!。
「…………………頭をお上げ下さい。勇者様のお気持ちは良く分かりました………微細では有りますが協力させて頂きます」
「本当ですか!なら直ぐに部隊の人達を別けて仲間の救援と怪我人の避難を初めて貰えますか!」
「了解致しました!これより我々ライヤ隊は部隊を2つに分けて救援と避難を開始します!」
ライヤさんは惚れ惚れする程の敬礼を俺に行ってから自分の部隊の人達がいる方へと走っていった。
さて、こっからが俺の出番だ。




