CONTINUE・17 EarthWall~土壁~
さて、どちら側から始めよう。
まぁ、どちらから始めても同じか。
………よし!右端から始めよう!。
先ずは分断してから壁の精製その後残った敵の除去だ!。
事前説明無しだから敵と勘違いされるかも知れないから一応警戒しながらやろう。
「先ずはこれだ!ファイアーウォール!」
敵の最前列から3番目辺りに習得したばかりの【ウォール】の魔法を放った。
何故3番目かと言うと最前列だと騎士達にも被害が出そうだし何よりいきなり目の前に炎の壁が出たら驚く所じゃないからね。
それに【アース】系の物理的なモノが混ざりそうなモノなら持続時間関係無さそうだが炎の壁だから何時までも継続してるとは思えないからさ。
確認も兼ねて使ってみたんだけど………。
「「「「「「グギャァァァァァァァァ」」」」」」
「うおっ!?」
「何だ!」
「誰が使った魔法だ!」
「まさか!新しい敵!?」
……………うん!大混乱!。
【ウォール】が俺の予想より範囲が広くて最前列の後ろまで届いていてもう少し近かったら最前列に当たっていた。
しかも、炎の壁が発生した場所に居た敵が燃えて叫んでいる。
混乱させない為にに離れた所に発動させる予定だったのにこれじゃ意味無いじゃん!。
まさかこれ魔攻か魔防の数値依存とかじゃ無いよね!。
それだったらどっちも高め何だけど!?出来れば事前に教えて欲しかったよ!?。
誰にって?あの駄神にだよ!。
ただ、1つだけ予想よりいい結果になった事がある。
それは【ウォール】の効果だ。
俺が予想していた効果は物理と魔術を耐久値の分だけ防ぎ相手の侵入を出来なくするモノだと考えていた。
その為最悪は敵が発動範囲に居ることで【ウォール】が発動せずに終わる事だった。
まさか一番良い結果………それも効果範囲内に敵が入った場合燃えると言う攻撃にも使えるタイプの方であったのだ。
お陰でLvが上がってやり易くなった!。
さて、次は物理的に分断だ!。
「アースウォール!」
俺は土属性の【アースウォール】を【ファイアーウォール】の中に発動した。
これにより先程の攻撃?によって出来た空白地帯に先程より横に範囲を伸ばした土の壁を作り出した。
今回は横に広がるイメージで発動したお陰で厚さは分からないが横に長く発動出来た。
しかも下から競り上がる様に出た土の壁に押し上げられる様に【ファイアーウォール】の範囲外に居る敵を上に打ち上げるおまけ付きで発動した。
よし!こっちを使ってどんどん壁を作ろう!。
まぁ、敵を倒す事を優先するなら【ファイアーウォール】の方が効率は良いんだけと………今は一刻も早く騎士達を神殿に避難して回復をする事の方が大事だから敵を倒すのは後回しだ。
さっさと終わらせるぞ!。
「アースウォール!」
さて、これを発動したけど………前の奴は消えて無いよな?。
と俺はさっき発動した【アースウォール】を見た。
そこにはしっかりとその存在を残した土壁が残っていた。
良かった、もしかしたら2つ目を発動すると砂の様に消えて無くなるかもと心配してたんだが。
2つ目を発動しても残るタイプだ!これでどんどん作れる!。
そうして魔法を発動していると先程まで戦っていた騎士の1人が近付いて来た。
「すみません!貴方がこの魔法を発動された方でしょうか?お忙しいとは思いますがどうかお答え願えませんか?。あっと!申し遅れました私はエッヘンバイム近衛騎士団の1番分隊の隊長を努めておりますライヤと申します!」
随分と丁寧に挨拶して来たな………。
取り敢えず返事をしないとな。
「えっと、初めまして分隊長どの俺の名前は渡瀬勇治、勇治の方が名前で渡瀬が名字です。先程姫様に召喚?された者です。それと【アースウォール】ですがあれは俺が使った物で間違い有りませんも声も掛けずに突然使ってしまいすみません」
「いえ!大変助かりました!勇者様!それで姫様達は?」
姫さん達の事を聞いてくるって事はまだ伝令による連絡が来てないって事だな。
取り敢えず答え無いと先に進まなそうだな。




