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CONTINUE・14 Self-introduction~自己紹介~

 さて、自己紹介するにしてもどう切り出そうか?………って、普通にする以外ないけど。


「そうだ。動く前に自己紹介位はしとこうか。俺の名前は勇治ゆうじ渡瀬わたらせ勇治ゆうじだ。姓が渡瀬で名前が勇治だ」


「ユージ様?ですね。私はユリアスフィール・フォン・エッヘンバイムと申します。この国を納めるエッヘンバイム王国で拙くも第2王女を努めさせて頂いております。以後宜しくお願いいたします」


「私はアルバート・ラングドン。エッヘンバイム王国の近衛騎士隊隊長で今は姫様の護衛を努めております。剣の事以外何も出来ない身では有りますがどんな事でも全力で取り組ませて頂きますので何でも言って下さい」


 そう、2人は言って俺に頭を下げた。

それにしても、姫さんは当然としてもアルバートさん……あなたも凄い地位をお持ちの方ではないですか………。

近衛騎士って言ったら王様直属の部下で王家の護衛役を勤めるエリートじゃないですか………しかも隊長って言ったらその中でもトップ中のトップじゃないですか。

普通は王様の近くとかに居るんじゃないんですか?もしかして、お姫様を守る為に付いて来たんですかね?。

そんな事を疑問に思いながらアルバートさんを見ていたら疑問が視線に乗っていたのか俺の顔を見ながら聞いて来た。


「何か疑問が御有りの様ですね?」


「え!もしかして、顔に出てましたか!」


「えぇ、顔に出ていましたよ。………先程までの会話を考えると、貴方様が聞きたいのは何故近衛騎士の隊長である私が国王ではなく姫様の護衛をしているのかと言う事では?」


 凄いな、表情と会話と言うヒントは出ていたとは言え俺の気にたった事をズバリと当てたよ!。

でも、今は………。


「はい、そうです………けどそれは後で聞かせて下さい。今は少しでも早く行って外の人達を助けて安全な場所まで移動しないと!」


 恐らくそんなに余裕は無さそうなのだ。

先程から聞こえていた怒声が少しずつ少なくなっているのだ。

もしかしたら、もう手遅れに近いのかもしれない………。

それでも……助けられる命は見捨てたくない。


「行こう!」


「っ!……あ、ありがとうございます!」


 姫さんは俺の行こう!の言葉を聞いて涙を流しながらお礼を言ってきた。

ちなみに「今は少しでも早く行って外の人達を助けて安全な場所まで移動しないと!」の時には既に涙目だった。


「ユージ様………全騎士を代表して感謝を………」


「いえ、それは無事に安全な場所まで移動してからで………」


「分かりました。その時こそは今度こそ感謝を」


 そう言った所で立ち上がり破壊された扉の方を向き………。


「俺が先を歩きます。この場所の事が分からないので外への道順を指示して貰えませんか?」


 俺はアルバートさんにそう提案した。


「………いえ、私が先頭に立ち案内しま………」


「ダメです。貴方は片腕を無くされています。今の状態では敵が現れた時片手で対処が出来ますか?………俺は今の貴方では出来ないと思っています」


「いえ、戦闘等は考えておりません」


「………それは、敵と接敵した場合肉壁になって逃がし死ぬ気でいるからでか?………はっきり言いますが折角助けた命を簡単に捨てられるのは大変不愉快です。あの時はまだMPの回復手段も無い状態で枯渇寸前までMPを使い助けたのですよ?。………それこそ俺は何の為に回復しのでしょうか?。もし、俺に感謝をしていると言うのならばどんなに辛い状況でも生きて下さい………」


「………っ!?………分かり…ました」


 そう言って少しの間アルバートさんは深く頭を下げて泣いていたのだった。





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