CONTINUE・0 NEWGAME~始まりの転生~
と言うわけで新連載です!。
この作品を書き始めた理由は単純に思い付いたからです。
深い理由はありません。
それと、事前にお知らせしときます。
こちらの作品は不定期更新でやっていきます。
今は月1連載で書いてる方に力を入れていますのでこちらは時間のある時に書いています。
いつ更新するのかは活動報告に上げますのでそちらをご覧頂くかこの作品の更新通知にチェックを入れてください。
それでは第1話どうぞ!。
目の前に迫るトラック、少女の悲鳴、ドンッ!そんな衝撃と、グシャ!そんな何かが潰れる音で俺の人生は終わった。
思えば生まれてから30年何もない人生だった。
生きてるから仕事をして食事と住むところを作り、恋人を作るでもなく何かをするでもない、ただ惰性で生きているそんな人生だった。
恋人でも作れば少しは違う人生が送れたのかもしれないがそんなものは今更である。
だがそんな俺でも最後だけは頑張ったと思う。
赤信号が青に変わるのを待っていた時居眠り運転のトラックが迫ってきて轢かれそうになっていた。女子高生位の少女を後ろに引っ張りビルの方へと逃がしたのだ。
その代わり俺はトラックから逃げるタイミングを逃し轢かれてしまった。
それでも一人の少女の命を助けられたのだそれで満足だ。
そもそもここは何処なんだろう?死んだ筈なのになぜ意識を保ちこうして人生を振り返っていられるのも分からない。
トラックに轢かれた筈なのに痛みは無いし、体は何だかふわふわ浮いている様な感じだ。
周りは何も無い白い空間。
これが天国ってヤツなのかな?そんなどうでもいい事を考えていたのだが目の前に突然変化が起きた。
周りから光の粒が集まりだし人の形を作り出したのだ。
あぁ、神様でも現れるのかな?何故だか慌てるでもなく、そんな風に冷静にその光景を眺めていたらその光は完全に人の姿になりいきなりこう言って来た。
「おめでとう!君は!神様に選ばれました~♪」
何だかテンションのやたらと高い男が拍手をしながら言ってきた。
「えっと……」
何と言って良いのか分からないでいると。
やたらとテンションの高い男が言って来た。
「あっれ~!テンション低いな~!君は神の中の神、最高の神様に選ばれたんだよ~、もっとテンション上げ上げで喜びなよ~!」
あんたが高すぎるんだよ!。
そう思いながら俺はテンションの高い男に言った。
「軽いわ!!?ってか!チャラいわ!!?こっちはさっき死んだばかりでそれどころじゃないよ!!?」
「あっ!ゴメン!ゴメン!そだよね~♪死んだばっかりだもんね~♪でもそんな君に朗報です!君を18才に若返らせて生き返らせて上げちゃいま~す!!」
「………はぁ?えっ?…………はぁ!!?生き返らせてくれるってマジで!!?しかも18に若返らせて!!?」
あまりの事に驚きを隠せずにそのままの疑問をぶつけた。
もし本当だとしたらコイツは、本当に神なのだろう。
まぁ、こんな訳の分からない空間に死んだ俺がいる時点でコイツが神様かそれに近い存在なのは間違いないのだが……。
「マジ!マジ!大マジで!!」
相変わらずのテンションだった。
「マジかよ!ってか!何で!!?」
こっちもテンションが上がってしまい同じ様なノリで返してしまった。
しかし何で俺が選ばれたのか気になったのでテンションはそのままに聞いてみた。
「あぁ~……ぶっちゃけ僕にもわかんない?君を生き返らせるって決めたの主神様だし!」
「分かんないで生き返らせるのかよ!!?そっちの方がビックリだよ!!?」
そんな事を言って来たので思わずツッコンでしまった。
仕方ないよね?理由も分からずに生き返らせるとか言ってんだもん。
「まっ♪そんな事どうでも良いじゃん♪そんな事より生き返れる方が重要っしょ♪あっ♪ちなみに生き返るのは異世界です♪どう?凄いでしょ♪」
「どっちも重要だよ!!?生き返れるのは嬉しいけどさ!!?しかも新しいビックリ情報が来たよ!!?」
いきなり生き返れるってだけでもビックリなのに元の世界じゃなくて異世界とか言って来たよ!。
「で・も・それだけじゃないんだな~♪」
「まだ何かあるのかよ!!?もう全部一気に教えてくんない!!?いちいち突っ込むの大変だよ!!?」
「えぇ~……一気に教えるなんてつまんないじゃん~……」
俺の心からの叫びを拗ねた顔をしながらとんでもないこと言ってるよ。
テンションを下げてもノリはそのままに保ちたいみたいだ。
だけどこっちは生き返れるかもしれないんだそれ所じゃない。
だからキレながら言った。
「つまるつまんないじゃねぇぇぇ!!?もういいからとっとと教えろよ!!」
「まあ♪まあ♪どうせ死んでて時間とか気にしなくて平気なんだから楽しく行こうよ♪」
「そう言う問題じゃねぇだろ!!?俺のこれからの生き死にが掛かってるんだから!!?まぁ!死んでるんだけど!!」
「はぁ……わかったよ~……じゃぁもう説明するよ……」
何でそんなにテンション上げたがるの!何度でも言うけどこっちはそれ所じゃないんだよ!!?。
「最初から真面目にしてくれ!こっちは気になる事が多すぎるんだ!」
だってそうだろ!俺を18まで若返らせて生き返れるって言ってるしさ!ただし異世界でとか言ってるし!他にもまだあるとか言ってるし!こんなでも一応神っぽいしさ!!?。
「そんじゃぁ……簡単に説明するよ、君が異世界で生き返る際に主神様が君に一つスキルを与えて下さるんだって♪よかったね~♪」
最初は俺が急かしたからやる気を失ってふて腐りながら言っていたのだがとちゅうから元のテンションで言って来た……切り替えの早い奴だ。
しかし、今こいつは何と言った?。
聞こえて来た物が信じられずに聞き返してしまった。
「は?え?何?何を貰えるって?」
「だから!スキルだよ!ス、キ、ル!、能力!アビリティ!技!そう言った呼び方で呼ばれてる力だよ!!」
そんな言葉を聞いて思ったのが……。
「まるでゲームか小説みたいだな……」
「あ~……近いかもね~……レベルやステータスも有るし……それに、君に与えられるスキルって無限にやり直せるスキルだからね~……」
「………は?……えっと?……今、レベルとかステータスってそれに俺のスキルが無限にやり直せるスキルって言った?」
「うん、言った♪」
「マジで?」
「マジで♪」
予想以上にとんでもなかった……。
俺が考えてたのはレベルや身体能力に補正が掛かる力だとかそんな程度だったんだが。
無限って…………よく分からん!。
「……えっと~……説明プリーズ!」
「う~んと~。まぁ、簡単に説明すると……君がもし異世界でモンスターや人に殺されたらその戦闘に入る少し前の時間に記憶をそのままにしてステータスを死んだ時より少しだけ強くして時間を巻き戻すスキルだね♪だだ、レベルは戦闘前まで戻っちゃうんだけどねぇ……」
「……えっと?それって?ゲームで言う所の装備とステータス……後、金以外を引き継いでコンテニューしてその戦闘を勝つまでやり直せるって事?」
「ザッツライ!まさにその通り!ズバリ!スキルの名前も【コンテニュー】だしね!」
「そのまんまかよ!」
「まぁ、僕もそのままはどうかと思ったんだけどね~面倒だったからそのままにしちゃった♪後悔はしていない!!」
ドヤ顔で言って来た!。
別に自慢する事じゃ無い!!?。
しかも「面倒だったからそのままにしちゃった♪」ってスキルの名前お前が決めたのかよ!!。
後男のあんたが「しちゃった♪」とかやってもキモイだけだよ!。
「さてと主神様から与えられるスキルは【コンテニュー】何だけど……。どうせだから僕からも上げるよ♪、と言っても主神様程強力じゃ無いけどね♪」
マジか!!?ただでさえ強力なスキルを貰えるのに他にもくれるの!!。
「そうだなぁ~……よし!【魔法Lv1】のスキルと【アイテムボックスLv1】後【鑑定Lv1】のスキルを上げよう」
「イヤ!イヤ!充分凄そうだよ!!?」
「そうでもないよ~♪【魔法】のスキルはLv1だと初級の攻撃魔法1種類しか使えないし。【アイテムボックスLv1】は精々バッグ一個分しか入らないし。【鑑定Lv1】自分自身は制限なく使えるけど、相手や道具の場合、名前しか分からないしさ~」
「だから!充分凄いから!!?」
「あっ、ちなみにスキルはすでに追加済みで使えるから♪」
「早っ!!?行動早っ!!?」
「それじゃ基本事項の説明とスキルの使い方をおっしえるよ~♪」
何処ぞの教育番組のお兄さんみないな乗りで言って来たよ!!?。
何?コイツ!さっきまでと違って行動早いし!「もっと楽しく~」とか言ってた奴と本当に同一人物かよ!!?。
まぁ、ある意味楽しそう何だけどさ!!。
「えっと~まず、今の君のステータスから教えよう♪。今から言う言葉を復唱するか頭で使いたいと思いながら考えて♪。ステータスオープン♪はい!」
そんな感じで俺に促すように両手を前に出して来た。
「えっと……ス、ステータス?オープン……」
その言葉を言った瞬間俺の目の前にパソコン画面のウインドウの様なものが現れた!。
ちなみに文字は日本語だった。
「それとこのステータスを見る行為はスキルでは無くてあちらの世界の基本行為になるからね♪ちなみに消したいときはステータスクローズで消せるから。後、言葉に関しては元の世界の言語と言うか【言語理解】のスキルが付与されてるから安心して♪それじゃ上からステータスを確認して行こうか♪」
そう言われて俺はまだ少し混乱していたけどステータスが書かれたウインドウ……ステータスウインドウを見始めた。
『渡瀬勇治
年齢 25
性別 男
職業 魔法使いLv1
HP :60/60
MP :100/100
攻撃力 :35
防御力 :28
魔法攻撃力 :80
魔法防御力 :67
素早さ:30
経験値:0/40
総合経験値:0
装備: なし
職業一覧: 平民Lv25 魔法使いLv1
称号: なし
スキル:鑑定Lv1 言語理解
ユニークスキル:コンテニュー 魔法Lv1 アイテムボックスLv1
使用可能魔法: ショットLv1/コスト10』
と書かれていた。
うん……流石魔法使い……HPと攻撃力それに防御力と素早さは低くいな……それに比べてMPと魔攻それと魔防が高ぇっ!ヤッパ偏り半端ねぇわ!。
それと何で職業が【魔法使いLv1】なの【平民Lv25】の方がレベル高いじゃん!てかっ俺の年齢が25何だけど【平民Lv25】って歳取る毎にレベルが上がってるのかよ!!?。
しかも職業が【魔法使い】になってるの俺が25過ぎてDTだからかっ!嫌がらせかよ!!?。
それから【鑑定Lv1】以外全部ユニークスキルなの!魔法はスキルじゃないの!!?。
使える魔法の種類とコストが書かれてて便利だね♪そこはありがとう!!?。
ただ、使える魔法にもレベルがあるの何で?。
「一通り見終わったみたいだね♪んじゃ、説明するよ♪まず、一番上は当然名前だね♪次は年齢で……その後が性別。んで~職業はそのまま職業、その下が現時点の君の能力値だね♪ここまではOK?」
俺はその言葉に頷いて言った。
「まぁ、ゲームとかの表記と変わらないからな……それより職業とかスキルのレベルはナントナク分かるんだけど……使える魔法のレベルは何?」
「あぁ!それね!今君が使えるのがショットだけだよね?今の段階だとそれぞれの魔法を同時に展開出来るのは一発ずつだけなんだ。それで、その魔法にあるレベルってのは何度か使用すると上がるんだけどレベルが上がる毎に同時展開可能な数とコストの軽減が変動するんだ♪いわゆる熟練度ってヤツだね!」
「成る程つまりLv1だとそれぞれ1発ずつしか使えないけどレベルが上がって5とかになると5発同時に使えるんだな」
「うん!そう!ちなみに今君が言ったLv5だとコストが1軽減されるよ♪ちなみに魔法のレベル上限は99で、コストの軽減は消費コスト1までが限界だよ♪あっ!ちなみに!属性に関しては基本的にどの属性でも使えるよ♪例えばショットLv2だったら2発撃てるんだけど1つは火属性でもう1つは水属性で撃つとか、そんな風に撃てるよ♪」
へぇ、と言う事はショットは今は10コストが掛かってるけどレベルが上がればコスト1で使用可能になりレベル99まで上がると99発同時に撃てる訳か……良いなそれ!。
でも99発か~……。
「レベル99だと99発しか打てないのか?」
「そうだね……。1レベルに付き1発だから最大で99発が限界だ…ね?。………あ!そうだ!良い事思い付いた♪」
何だろうまた何か思い付いたらしい……。
「もう1つ……いや!どうせなら2つスキルを上げるよ」
「2つ!!?」
「はい!追加したよ♪」
そう言われて見てみると確かにスキルが追加されていた。
「だから早いって!!?」
そうツッコミながらスキルの確認をした。
「えっとまず追加された一つ目のすきるは………成長促進?よく分からないから【鑑定Lv1】を使用!……えっと効果はレベルアップに必要な経験値に対し獲得した経験値を20倍にしレベルアップに必要な経験値を1/20に減少させる!!?って!チートかよ!!?。んで2つ目は……限界…突…破……効果は…レベルの上限の解放……あぁ、やっぱりチートなのね……」
もうね!何て言うか!俺を魔改造しないでくれない!!?。
何なの!経験値20倍ってレベルが上がり安くて助かるけども!。
しかも必要経験値1/20って20倍と合わせるととんでもない事になるんだけど!!?。
俺が次のレベルに上がるのに必要な経験値が40だったから40を20で割るから……たったの2でレベルアップしちゃうよ!!?。
しかも経験値20倍があるから例えば10経験値をてに入れたらその20倍だから200も手に入るんだよ!!?次に必要な経験値が例え倍の80になっても経験値4でLvが上がるから合計経験値6でLv3だよ!!?つまり……2+4+8+16+32+64=126で74余るからレベル6まで一気にあがる計算になるし!!?。
しかも経験値10でこれなんだから経験値1000とかだったら経験値が20倍の20000手に入るから……一気にLv13かよ!!?スゲェな!おい!。
しかも限界突破はレベル上限を無くすスキルだろ!Lv∞って!字面だけでもトンでもないな!。
「どう良い考えだったでしょ♪」
またドヤ顔で言って来た。
こっちとしては俺をおもちゃにされてるみたいで嬉しくないよ!!?。
スキルは有り難いけどさ!!?。
ってか!有り難がってる場合か!俺っ!!?。
「まっ、これ位のチート具合じゃないと着いた途端に死んで積んじゃうしね♪」
「…………は?今何て?」
なんかまた爆弾発言が有った気がする……………。
「だから~これ位じゃないと死んで積んじゃうんだって~」
「………えっ!どう言う事!!?」
ホントにどう言う事なの向こうの世界に着いた途端に死ぬとか意味分かんないんだけど!!?。
これ位チートじゃないとイケないってどんだけ危険なのあっちの世界は!!?。
「あ~……そう言えばまだ向こうの状況……説明してなかったっけ?………えっとね、ぶっちゃけ向こうの世界滅び掛けてるんだ♪。んで、君に向こうで戦って貰って滅びを止めて貰いたいんだ♪」
ホントにぶっちゃけやがったよコイツ!!?。
てかっ!滅び掛けってどんな状況だよ!!?
「はぁぁ!!?俺……Lv1だぞ!ステータスもソコまで高くないし!貰ったチートスキルしか無い状態で戦えと!!?」
「まぁ、そう言う事だね♪ちなみに今の君だとこれ以上は与えられるスキルの負荷に耐えられないから……これ以上は強くしてあげられないんだ……ゴメンね♪」
………マジかよ!!?。
っか!今の俺だとこれ以上強くできないの!。
向こうの世界って滅び掛けだったよね!。
……って事は危険なんだよね!もしかして周り敵だらけとか?。
………ムリ!ムリ!ムリ!絶対死ぬってそんなん!!?。
「あっ!でも、少しだけ安心して♪君を送り込む場所は安全だから♪」
「いや!安全って!それでも不安なんだけど!!?」
「大丈夫だって~その為のチートだし、それに死んでも平気な様に主神様が【コンテニュー】何て有り難~い♪スキルを与えて下さったんだから♪」
「それって!死ぬ事前提だよね!!?」
「それじゃ~♪説明も終わったし行ってらっしゃ~い♪」
「ちょ!、まっ……!」
そんな軽い言葉で俺は異世界に送られたのだった。