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001[ブログ・廃園の街に住む僕]

フィクションですよ~

高度経済成長期。~省的なアレや、天下り企業的なソレの「甘言」と、

なにがしかの有識者の「プレゼンテーション」を信じ…、

都道府県、市区町村、自治体が手を上げ誘致して、

偉い人達が、

新しい天下り目当てにやらかした「箱物行政」の結末は……。


皆様、御存じの通り・・・

バブル崩壊直前から、「ヤバイ」と感じた偉い人の指導に寄り、

売却や民営化を勧められ、

モノに寄っては、証拠隠滅の為に強引に払い下げられ…、

それを支えた「銀行が潰れた」とか、「合併して誤魔化した」とか、

~政民営化して、「御客様の貯金で箱物大量生産してた事が発覚」等、

蓋を開けてみれば、大掛りな茶番劇の傷の痕が残る結果なり……。

気付けば、

国内に無数の大型箱物施設の廃墟を作り出す結果になっていました。


より良い未来を夢見て、そちらに天下った方々御愁傷様です!

と、言っても…、偉い人達は、退職金貰って、次の天下り先でも、

名前だけ載せてで働かず…、

今も何故か、企業年金貰いながら、給料貰っているんだよね!

どうしてそうなる?国内の摩訶不思議ミステリー……。

と、言うか…この時点で、読む人が読めば……。

「恐怖と不安」と、

ちょっと違う意味での「緊張を抱いた不安定な心理状態」を誘発する。

ある意味で「ホラー」で、サスペンス的な暴露文章でしょうか?


で、近年、新しい納税者様から貰った税金を投入して、

箱物施設の解体を地道に行っています。ってのが…、

残念ながら、「この国の王道ストーリー」だったりします……。



そんな未来の姿を知らず、大昔、特産品の無い地味な農産物と、

冬場の養蚕しかなかった「裏野地区」にも、箱物行政がやって来て、

「裏野ドリームランド」を建設してくれました。


バブル崩壊直前、政府の一枚噛んだ天下り企業が何食わぬ顔で、

「裏野ドリームランド」を一般の大型企業に払い下げ…、

偉い人が退職金せしめてた退職後、他の会社に天下りしながらも、

年金を要求。その企業は、バブル崩壊後も、年金を要求され続け……。

客足が目減りし、財政難になった末、地元に十数億円野負債を残して、

見事に経営破綻してくれちゃいました。


で…、「URANO DREAM LAND」と言う名前の、

ゴーストタウンの様な「素敵な廃園」が、裏野にも残ったのです。

因みに、今の「URANO DREAM LAND」は、

密かに「心霊スポット」として、観光客を集めています……。


でも、コレが、おおっぴらになると・・・

訳のわからない事を言い出す「有識者団体」とやらが先導して、

優先的に「廃園」を解体してしまうから、

この事は、絶対に内緒!皆様、オフレコで御願いしますね!


正直、その心霊スポットの御蔭で、現在。

駐車スペースの有る飲食店に、少数ながらも御客様が来て、

「裏野ドリームランド」の為に作られた裏野駅付近の店にも客が入り、

心霊スポット好きな観光客が落として行く金銭で、

少しばかり地域が潤っていて、

その為に、新しい新規住民を受け入れられる態勢が整ったまま、

裏野地区を細々と、維持しているのです。


コレが無くなってしまうと、「先祖代々続く、収入源が無い」、

「バブル期に他地域から来た」地域住民は、

マジで、生活する為に必要な収入の観点から、困ってしまいます。



そして、ココからは「余談」なのですが・・・

裏野地域の「裏野ドリームランド」の最寄り駅から、

少し離れた場所では、田舎特有の御土地柄な風習が根強く残り、

古くから住む人からの紹介必須。

古くから住む誰かの身内で無ければ、常に見下され、

新規住民に対する「嫁いびりする姑体制」が整っています。


そこでは、割合大きな負担になる。

御金の掛かる「自治会、子供会、老人会」に入らなきゃいけない上に、

組合費が必要な、強制的に宗教団体に入らされる田舎の仕組み、

講組こうぐみ」に入る事が当たり前で、

『「講組」と「消防団」に入っておかないと、

悪戯や嫌がらせを受け、火事になっても消火活動して貰えないよ?』

な、家計に大きな負担を強いる「集金地獄」と…、

草刈り、御祭り等のイベント事に、家族全員が強制召喚される…、

「強制参加地獄」に加え…、

「裏野ドリームランド」の所為で、

高齢者に対する市町村のサービスが、「他の地域より悪い」と、

悲劇のヒロインを演じる老人達の「愚痴地獄」が、

新規住民の為に待ち構えています……。


勿論、その御蔭で、若い世代は都会に出て行って帰って来ず。

他から来た嫁や夫は、高確率で、夫や嫁を捨てて逃げ出し、

無謀にも、新しく引っ越してきた人は、眉を顰め、

防犯カメラで武装した孤高の城を築いて、地元民との国交を断つか、

早い段階で、この地を捨てて出て行ってしまうのでした。


このままでは・・・

少子高齢化が進む近年、近い将来、裏野ドリームランドに続いて、

裏野地域が、ゴーストタウン化するのは、間違い無いかもしれません。


…と、こんな文章を書いて、ブログにアップている僕は、

母子共々、標準装備の「嫁いびりする姑体制」に苦しめられ、

母親を鬱で亡くし、「余所から来た嫁が産んだ子」として、

今も常に、見下される人生を送っていたりします……。

ホント、痛い人間に囲まれて育った痛い人生を歩む、痛い人間です。


そんな僕に対して、救いの神様は存在せず。更なるに不幸な事に、

今度、僕の父が…、生まれも育ちも、地元出身の女性と、

再婚するそうです……。


「余所から来た婿」から捨てられて、

生まれも育ちも地元出身の僕の父と、今度、再婚する女性は、

自分を捨てた憎い男との間に生まれた娘さんを連れて、

気付けば、僕の家に明日、引っ越して来る予定になっていました。


僕が見聞きした情報に間違いが無いなら・・・

高確率で、その娘さん同様…、僕も継母さんに、

今後、虐げられる事になるでしょう……。現実に、嫌気が差します。


その継母さんの連れ子さんの名前は、「まもりさん」。

新規で、僕の姉になります。

僕に近い立場で育った御姉さんと、僕は、仲良くなれるでしょうか?

ちょっと、明日からが心配です。


僕の的には、継母さんの事は兎も角、御姉さんだけは、

ちゃんと、母が残してくれた名前に恥じぬ様に、

優しく、普通に、「迎え入れられたら……。」と思っています。


綺麗な人だし、護御姉さんと仲良くなれると良いなぁ~……。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

このブログは、投稿の翌年に削除され、

その削除の数日前から「むかえくん」は、行方不明になっています。

廃園は、その年の内に取り壊され、その歴史に幕を閉じ。

彼は、警察に受理された8万人以上の行方不明者中、

所在の確認できなかった2千人近くの人間の1人になりました。

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