主人公だけに優しいこの世界
出来るのなら、一度、読んだのなら、最後まで、読んで頂きたい。
この世界に主人公はいるだろうか。
この世界には何億のも「人」がいる。
いや、人以外にも主人公と呼べるので、幾星霜という生命の中で、主人公はいるだろうか?
そも、この地球とは限らず、別の星にいるってパターンもある。
それ故にこの次元に存在する物体は無量に存在している。
だから、この次元に一人ぐらい主人公がいても、不思議ではないだろう。
そして、それ以外は全部、モブだ。
主人公の物語では、何一つ関係のない、何一つ干渉のしないモブだ。
つまり、主人公1人に対して、無数の
モブだ。
何とアンバランスなのだろうか。
自分は自分の物語の主人公という人もいる。
僕はそれはそれで間違いではないのだと思う。
じゃあ、この次元の主人公は?
主人公というものは一つの物語に1人だ。
たとえ話をしよう。
その物語は熱血な野球バカを主人公とした話だ。
じゃあ、熱血なサッカーバカは?
他の競技、他の場、或いは異世界召喚系の話が始まっているかもしれない。
しかし、その次元は熱血な野球バカを主人公とした物語だ。
故にそれ以外のお話で主人公と思われる人物は主人公ではない。と言えないか。
別に言えるだろう、って思っても構わない。
主人公が1人だけとは限らない、と思っても構わない。
では、また違う、たとえ話をしよう。
全ての人が主人公だとしよう。
その人物は幼少時は神童と言われるぐらい完璧だった。
正しく、主人公染みているだろう。
しかし、その人物は何一つ出来ない、大人となってしまった。
主人公にはご都合主義が付き物だろう。
だって、そうしなくては、「つまらない」のだから。
誰が見ても、その人物は将来、大物になると思うだろう。
(捻くれて、ならないと思っている人もいるだろう)
結局、その人物は自殺したとしよう。
バッドエンドもいいところだ。
しかし、「つまらない」話だ。
そんな人物が主人公?
はっ。そんな小説、誰が見てくれると言うのだ。
また、たとえ話をしよう。
その人物は唯一無二の主人公だった。
しかし、大抵、主人公が死ぬまでを書く小説はないだろう。
まぁ、ある場合もあるけど。
ないのが、大半だ。
そして、その主人公はその後、どうなったと思う?
意味の分からぬ、人物に、モブに、あっさりと何の伏線もなく殺されましたよっ。
僕はこう思う。
主人公がいるから、物語があるのではない。
物語があるから「こそ」、主人公が存在するのだと。
つまり、物語が終わった時点で、その人物は主人公では無くなったのだと。
主人公ではないただの人物にご都合主義(作者の見えない手)は働かない。
なんか途中から、話が迷走してしまった。
結局、僕が言いたいのは、こうだ。
「自分の運命に、命に、人生に、ご都合主義はないのだから・・・・・・」
さぁ、皆さんならどうする?
また、違う意味深、話をするかもしれません。