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夢みる未来  作者: 風純蓮&水恋歌
夢みる未来~本編~
18/22

レースゲーム

「――かーっ! また負けた! なんでグリップ効かねぇんだ!」

「何でタイヤがレーシング用なんだ立花。ウェットコンディションで溝無しとかそりゃ滑るわ」

「くそ、ここは過給器とエンジンバランスチューンを……」

「話を聞け。ってかそれ暴れ馬になるぞ。峠で足回り意識しないとかありえねぇっつーの」

 とあるレーシングゲームで盛り上がっていると、いつの間にか立花の知り合いによるギャラリーも増えてきた。

 優奈や京橋たちは他に女子を数名引き連れ、プリクラを撮りに行っている。即ち今ここには華が無く、男ばかりの無法地帯となっているのだ。

「っつーか立花、運転下手だよなー」

「な。コーナー手前でブレーキしないから壁にぶつかるんだよ」

「おめーら、言いたい放題言いやがって!」

 でもってギャラリーもギャラリーで、揃って立花を罵倒している。

「見てろ! ドラッグレースなら絶対負けねぇからな!」

「お? 勝負するか? ギアチェンジもロクに出来ねぇ奴が?」

「ごめんなさい」

 ――俺もその一員だ。

「こんなんじゃ車の免許、取れそうにねぇなー……」

「所詮ゲームだ、あんまり深く考えるな」

「いやだって、リアルを極限まで追求ってのがこのゲームの売りだろ!? これで運転下手とか、俺どうかしてるぜ!」

「それグラフィックの話じゃねぇの? 操作性までリアル追求してたら、ドリフトで減速しない車とかありえねぇから」

「いや減速するだろー。80キロくらいから一瞬で0キロに」

「それぶつかってるだけだろーがっ」


 ――こうして遊んでいるうちに立花の呼んだ面子が全員揃ったので、俺らは改めて遊びに出かけることとなった。

 とはいえ、この建物から離れる気配はなさそうだが。

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