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夢みる未来  作者: 風純蓮&水恋歌
夢みる未来~本編~
16/22

休校日

 ――あの一連の騒動以来、師岡の正式なクビ――というか逮捕が決定した。

 生徒会長の行動が功を奏したのか、件の話が校長にまで渡り、今日記者会見を開く予定とのこと。

 恐らく明日の新聞には、この事件について記事にされているかもしれない。

「……静かだな」

「そうだね……」

 さて、今日の学校は記者会見の影響で休校となっている。

 話に寄れば明後日まで引っ張るとか何とかいうが、とりあえず暇なことに変わりはない。

 俺と優奈は農作業の手伝いをするわけでもなく、ただ家で2人きりボーっとしている。

 というのも、今日は農作物を市場の競り合いに出す日とのことで、やることがないのである。

「――立花たち、どうしてるんだろうな」

「さあねー。遊び人な気質だし、誰かと繁華街まで遊びに行ってるんじゃない?」

「まあ、遊び場けっこうあるからな」

 繁華街は半ば都会のようなもので、アミューズメント施設が充実していたり何だかんだと賑やかだ。

「――お、電話だ」

「立花君かな?」

「立花だぞ」

「えぇ、嘘!?」

 折りよくかかってきた立花の電話に出る。

「もしもし?」

「もしもし成瀬? 今暇してっか?」

「超絶暇だ」

「なら繁華街まで遊びにいかね? 真野と京橋を誘うのにも成功したし」

「成功したのか」

 なんかすんげぇコミュ力だな立花。京橋を遊びに誘うとか。

「折角だし深水も連れてさ、どうよ?」

 隣に居る優奈を見る――と、彼女も笑顔で頷いた。

「いいんじゃね? 行こうぜ」

「お、決まりだな! じゃあ10時にオールラウンドホール集合で!」

「ういっす」

 ――電話が切れる。

「やっと暇が潰せるね」

「あぁ。立花に感謝だな」

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