表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

4

外に出てみると薄暗い森ではなく、小高い丘の上だった。

その先には水平線が見え、道などは見えない。

振り返って家を見ると、向こう側に森が見え左右に広がっていた。


そういえば今いる場所はどこなんだろう…


そう思ったが、魔法を使いたいがために確認は後回しにすることにした。

その後回しが後悔をうむことになろうとは露にも知らないことだが…。


まずは体に流れている魔力を確認っと…どうやったらわかるんだよ!

血液が流れてるのもわからな…いやわかるけどさぁ…感じろとか無理だろ!


「お主、何やっとるんじゃ?」


声をかけられた、不信人物にみえたか?いや、見られるか…


「あーいや、記憶もなくここに飛ばされてな。この本に書かれてあった魔力を感じようと…」


振り返って見れば誰もいなかった。

左右を見ても誰もいなかったため幻聴でも聞こえてたのか?

それなら幻聴に返事した痛い人やぞ。


「上じゃ」


上?見上げると屋根の上に幼女が…いや幼女じゃないなあれ…

黒のゴシックワンピに赤い線が胸元から肩と足の方に走っていて、風が吹いているのかめくれそうでめくれないワンピ。

背丈は150近いのかな?まぁ、憶測だが…


「こんなところに人がすむ家が建っているのはおかしいからな、様子を見に来てみれば…お主人族だな?」


「まぁ、人…だな。獣人や亜人に見えたら、とりあえず眼科をおすすめするな」


「が、かんか?なんじゃ?それは…」


あ、科学がないから知らない…いや眼科って分類的には医学だよな?

魔法で何でも治してしまうからそういうのがないのか?


「まぁよい、ところでお主、記憶がないといったの…ならここがどこかもわからぬのであろう」


確かに、わからないな、。魔法を覚えて地図みたいなのを見れる魔法があるんじゃないかと期待していたし。


「ここは4国が交わる場所じゃ。この家の裏の森が魔族国領土、お主がいる場所が人間国の領土、そしてこの家は半分が獣人国、もう半分は亜人国の領土じゃ」


わぉひどい立地だ。

国の境界線上にたつ家とか…ドンダケ-

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ