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7/7

浮かぶバッドエンドのテロップ

 

 

 

「わしの山で育った、わしの山の子じゃ。わしのものじゃ。誰にも渡さん。誰にもじゃ」


 あ、これアカンやつでは?


「ちょっと、タンm、」


 ガチャン、と、首を締める鉄の首輪。


「捕まえた。もう離さぬ」


 耳許で、発される声。逃げようにも、絡んだ腕はびくともしない。


「すぐにでも祝言を挙げよう。心配するでない。わしが必ず、幸せにしてやる」


 ひょいと持ち上げられ、屋敷の中へと運ばれる。


 背後でガラリと、閉まる扉。


 ああ、もう、出られないのか。


 バッドエンドのテロップが、視界の端に浮かんだ気がした。


 このつまらない生の幕を、速やかに降ろしたかっただけなのに。


 転生したら野犬だったので一思いに毒餌で死のうとしたら、犬神さまに捕獲されました。

 

 

 

監禁end

溺愛endと言い換えればハッピーエンドに見え……見え……うーん……


つたないお話をお読み頂きありがとうございました!

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