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「・・・・・・えっ、大地?目が・・・・・・」


「目が、何だ?」


「赤い・・・・・・」


「赤い?」


「聞いたことがある・・・・・・吸血鬼の目って、

 本来は赤いって・・・・・・でね、その目で

 見つめられると、その・・・・・・

 なんと、いうか・・・・・・」


様子が、おかしい。


「・・・・・・日下部?」


「・・・・・・何でも言って、大地・・・・・・

 なんでも、しちゃうよ・・・・・・」


え、ちょ、まっ待てっ!!


「な、何で脱ぎだすっ?!」


ブラウスのボタンを外し出す杏奈の手を、

俺は慌てて止める。


「自分は、大地の、女ですぅ・・・・・・」


「ままま待てっ!!

 おかしいっ、おかしいって!!」



こ、これは、もしかしてっ・・・・・・!










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