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3-12


絡まっている手に、力が籠もる。


口の中に流れてくる、

極上のメインディッシュ。


何か、さっきよりも、またさらに

美味くなってる気がする。


うま、すぎ。



「・・・・・・くぅ・・・・・・」



小さく漏れる声と、乱れた呼吸。

そして、俺の手を握るハンパない力に、

俺は心配になって離れようとした。


だが、杏奈のもう一方の腕が

がっちり、俺の首をホールドした。


お、おい、こらっ!



「はぁ、はぁ、ま、まだ・・・大丈夫だから・・・・・・」



耳に、乱れた吐息が掛かる。


なんか、俺的に、マズい気がする。


このままだと、俺の理性が、大丈夫ではない。



「・・・・・・ん、あはぁ・・・・・・」



限界だ。


俺は無理矢理、杏奈を引き剥がす。











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