前へ目次 次へ 8/710 7 ちらっと、昌耶の方を見る。 すると、奏子と共にテレビに釘付けで、 険しい顔をしている。 ・・・・・・おいおい。 「親父も母さんも、 こんな事件気にすることねーよ。」 そう話し掛けると、二人は はっとして、俺を見る。 ・・・・・・何だよ、一体。 「・・・・・・そ、そうよね。あぁ、朔。 早く、朝ご飯食べちゃいなさい。」 「・・・・・・奏子さん。僕はもう出掛けるよ。 いつもの、お願いします。」 「はいっ。お待ちくださいね。」 奏子は、背筋をピンと伸ばして キッチンへ消えていく。