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3-2


「“破邪の血”の効力で狂わされずに、

 『吸血鬼』の本来の力を、思いっきり

 発揮できるっていう事よ!」


・・・・・・それって。

すげぇ事?


「朔耶。僕が話した事を思い出してくれ。

 『吸血鬼』は、血を飲めば飲む程

 本来の力を取り戻す。

 しかし、血に狂わされて、正気を保てない。

 だが、それが“破邪の血”だとしたら?

 現にお前は、アンナちゃんの血を吸っても

 平気だった。僕であれば、少なくとも

 致死に値するだろう。

 合いの子でなければ、辿り着かない結論だ。

 本来の力を取り戻せたら、

 血で狂った血縁者を止められる。」



・・・・・・つまり。

俺って、結構すげぇって事?



「朔。昌耶さんの力になってあげて。

 まだ、あなたが血を飲み続けて

 どうなるか試していないから

 分からないけど・・・・・・きっと、

 良い結果に繋がると思うの。」


奏子は、杏奈に頭を下げて言った。


「アンナちゃん。お願いします。

 朔耶に、力を貸してあげてください。」










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