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「・・・・・・これで、信じてもらえる、かな?」



・・・・・・へ?


なに。顔近づけんなよ。

怪我してんだから、動けねーんだよ。


・・・・・・えっ。

いや、だから、その、えっ、やだ、

ちょ、なに、おまえ、なにしてんの?


きゃーっ!!

なんでほっぺに、ちゅーとか、

すんのーっ?!!



「ほっぺたなら、いいかなって・・・・・・

 嫌だった?」



嫌とか、そんなんじゃなくて、

その、おまえ、ダメだって、怪我人だぞ?

動けないのをいいことに、そんな・・・・・・



「えっと、えへへ。ご両親、呼んでくるね。

 大地が起きたら、呼ぶように

 言われてるから・・・・・・」



顔ば赤うして。

いや、俺も、ヤバい。


恥ずかしそうに

部屋から出ていった杏奈を、

見送ることしか出来なかった。

ほら、怪我人だから・・・・・・


・・・・・・




えっ。なんなの。あいつ。















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