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２－２７
「自分、ホントに大馬鹿だった・・・・・・
ごめんなさい・・・・・・
大地が眠ってる間、ご両親に
話をしたの。親身に聞いてくださって
・・・・・・とても、落ち着いた。」
そりゃあ、良かった。
「こんなこと言うと変だけど・・・・・・
無事で、ホントに良かった。
あの短剣は、
『吸血鬼』の息の根を止める事ができる、
貴重な道具なの。」
おい。
物騒だな。
「でも、飽くまで護身用よ。
両親の形見。死んだ後、
協会に引き取られたんだけど・・・・・・
勝手に、持ち出してしまったの。
・・・・・・あなたの事は、ずっと前から知ってる。
共存できる希望として、協会全体
貴重な存在として、知れ渡ってるから。」
・・・・・・えっ？
俺、そんな感じの扱いなの？
「パパとママも、大地のご両親のように
積極的に活動してたんだけど・・・・・・
血で狂ってしまった『吸血鬼』に、
殺されてしまった。
その時から、絶望に変わってしまった。
復讐してやるって、なってしまって
・・・・・・」
