703/710
AL2−24
「······はい。私でよければ。
そのように仰ってくださり、
感謝いたします。」
うわぁもう。この答えだけで、十分すぎる。
でも、だからこそ。
彼女は、ここに来たんだよな。
鎮まれ、僕の鼓動。
「えっと、良ければ、その。
直接血を、いただけたらと」
あぁ。目を合わせられない。
「思って、いるのですが······」
「······ふふっ」
ごめんなさい。もっと、
カッコよく言えたらよかったのに。
「いくらでもどうぞ。」
「いえ、いくらでも、は······ダメですから。」
「貴方様は、もうご立派です。
自信をお持ちください。」
自信なんて。どう持てばいいのか。
「これからも、
よろしくお願いいたします。貴也様。」




