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AL2−15
「······うわぁ······」
思わず、声が出た。
突き当たりの部屋のドアを開けた瞬間、
目の前に広がる景色。
一面、ガラス張りだ。
しかも、ちょうど日が沈む頃で、
紅く染まった光が差し込んでいる。
一人では、あまりにも広すぎる空間。
見るからに、座り心地が良さそうなソファー。
テーブル。土台、クリスタルかな。すごい。
僕の部屋も、会長のこだわりが
見受けられたけど。
この部屋にも、それが窺える。
「······綺麗、だなぁ······」
何よりも、やっぱり。
景色が素晴らしい。
ずっと、見ていられる。
この開放感溢れる部屋に、今晩。
泊まってもいいなんて。
大盤振る舞いすぎますよ。会長。




