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FL−13
「驚いちゃったけど······お似合いね。」
「ああ。腰を据える相手が見つかって
良かった。」
親父たちは、
微笑ましく二人を見守っている。
「ツジーさん、素敵だね。」
「······そうだな。」
俺も、負けてらんねぇ。
「こんばんは。」
ぺこりと頭を下げて現れたのは、貴也だ。
「よぉ、貴也。」
「こんばんは、河野。」
「朔耶くん、カッコよかったよ。」
「いやいや、めっちゃ緊張した。」
「貴也くん、こんばんは!」
「こんばんは。」
「奏子さん、昌耶さん。こんばんはです。」
「うふふっ。それじゃあ私たちも
食べに行きましょうか。」
そうだ。まずは、腹ごしらえだ。
······
乾さんの姿は、見えない。
会長も、もういなくなっている。
二人とも、こういう時でも
仕事してるのだろうか。
ちょっと、寂しいな。




