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21-12


薬の名前、初めて聞いた。何の略だろ?


「現時点でいえば、

 赤いルビーの機能は失われますが、

 本来の力を取り戻す事ができます。」


「赤いルビーを失う?

 ハッ、そんなの死んだも同じよ。」


ずっと黙っていた緋葉さんが、

やっと口を開いた。


「誇りまで失って、生きたいとは思わない。

 死を選んだお前以外の“綾辻”は、

 賢明だったんじゃないの?

 捻じ曲げてまで何をしたいってわけ?」


「時代とともに変わらなければ、

 存続はできない。そう言っているだけ。

 赤いルビーは、そんなに必要かね?

 私は、それがある事態歪んでいると

 考えるのだが。」


······

まさか、ツジーも

俺と同意見だったなんて。


そうだ。思考を奪って従わせる

赤い目なんて、必要ない。


「あり過ぎる力は、破滅を導く。

 人間に寄り添えるくらいで丁度いい。

 それが分からないのであれば、

 ど〜ぞ出ていってくれたまえ。

 私は止めないよーん。」




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