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21-7


「何言ってんだよ。それは勿論······」


「君は正統な、“河野”の子息だ。

 過ちを咎め前に進んでいる君が、決して

 疎外されることはない。」


親父、ナイス。そう。

何も引っかかることは、ない。


「······昌耶、さん······」


「しきたりを重んじる“河野”だから、

 柔軟すぎる会長の考えを

 受け入れられなかった。その不一致で、

 離れる結果になってしまったんだ。

 ······固執するのも、吸血鬼の尊厳を

 護ろうとしているからだと思う。

 それで、二人に冷たい態度を

 取られたとしても、

 負い目を感じることはないよ。」


「······

 はい。ありがとうございます。」



しきたり、か。


その重い鎖のせいで、家族という意識を

疎外しているとしたら。


取っ払いてぇな。何としても。





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