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20-31


素直に、そいつは立ち上がる。


解ける様子が、ないな。


「このままでよろしいかと。ふふっ。

 ついておいで。」


乾さんが歩いていくと、そいつも続く。


確かに。正気に戻ったら、

面倒くさくなりそうだ。



俺は、固まる貴也の元へ行った。


······だはっ!顔真っ赤だっ!



「良かったな。」


こそっと耳打ちすると、びくっとして

こそこそ言い返してきた。


「い、いや······あれは、その、乾さんの

 母性本能だよ······」


「母性本能だけじゃねーと思うぞ?」


「そうなんだって······」



こそこそ話す俺たちを横目に、

杏奈は笑って歩いていく。



「お前を、一人前として見てくれたんだ。

 素直に受け取れ。貴也。」



そう。乾さんを動かしたのは。

貴也の、揺るがない姿勢があったからだ。



「······僕、まだまだ頑張るよ。」



ははっ。いい笑顔。そうだよっ。

それでいい。


俺だって。まだまだ頑張るぞ。









ここまで読んでくださり、

本当に本当にありがとうございます♡

m(_ _)m。・゜・・゜・。∞


譜に宿りての方へ潜ります。

温かく支えてくださるみなさま、

心より深く感謝いたします

m(_ _)m。・゜・・゜・。∞

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