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2-18


「奏子さんとの出逢いは、運命だった。

 彼女の血を貰って、私は変わった。

 “破邪の血”と呼ばれているが、

 清らかで、美しく、可憐な血が、

 汚れた僕を救ってくれた。」


「やだ、昌耶さんったら・・・・・・

 嬉しい・・・・・・」


そこ。見つめ合わないでください。

感傷に浸ってます。


「現状、鬼と化した血縁者を

 『吸血鬼協会』は追っているが・・・・・・

 血を大量に飲んで

 本来の力を発揮している者に対し、

 僕たちはどうすることも出来ない状態だ。

 抑える力を持つ『聖職者』も、

 今いる面々では難しい。」


「“破邪の血”は、諸刃の剣と呼ばれているわ。

 破邪の力が弱いと、抑える前に

 吸い尽くされてしまう。

 私の血で、抑えられるならと

 いつも考えているけど・・・・・・」


「そんな危険な役目を、奏子さんには

 させられない。」


「昌耶さん・・・・・・」



だから、そこ。

感傷に浸らせて。










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