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20-28


深々と頭を下げる乾さんを、

貴也の親父は見据える。



······こういう時の秒数って、

長く感じるよな。



「······兎川と会うのは、何年ぶりだろうな。」



そう呟いた彼の顔は、穏やかだった。



「了承する。」


「感謝いたします。」



よっしゃ!


喜びが、杏奈を抱き留める手に籠る。


俺を見上げる彼女も、

嬉しそうに微笑んだ。



乾さんはスマホを取り出し、

誰かと短く通話した。


すぐに、黒光りした高級車がやってくる。



「迎えの車です。ご乗車ください。」


「······輪冶は、治るのか?」



あっ。

もう風景として溶け込んでいて、

気にしてなかった。



「恐らく、問題ありません。

 お気になさらず、どうぞ。」


「そうか。······緋葉。行くぞ。」


「······はい。」




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