表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
611/646

20-20


「威勢のいい少年。お前に免じて

 現れたが······何者か。」



ここで名乗らないと、

ただの礼儀知らずだな。



「大地 朔耶。貴也のダチだ。」


「大地。そうか、お前が······」


「半人吸血鬼。」



今では、それで良かったと

思えるようになった。



「朔耶くんは、僕らの希望なんだよ。」



言葉を投げた貴也に、

貴也の親父は目を向ける。


冷視。とてもじゃないが、

息子に向けるものではない。



「半人が、希望というのは?

 全く理解できんが。」


「僕も最初、そう思ったんだよ。

 でも、違った。朔耶くんは、

 血狂いを起こさずに······

 吸血鬼本来の力を発揮できる。」



信じられない。


そんな風に、その二人は目を見開いた。



「はぁっ?!

 またアンタ、デタラメをっ······」


「どういう事だ?」


「しかも、噛んで、思う存分血を吸える。

 でもそれは、朔耶くんの唾液に

 特殊な治癒効果があるのと、

 最高の破邪の血を持つ

 日下部さんが相手だから、可能なんだ。」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ