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2-17


「血の量で、僕達は本来の力を取り戻す。

 飲めば飲むほど、眠っている力を

 発揮できるのだ。」


「う、嘘だろ?じゃあ・・・・・・」


「実際、鬼と化した血縁者を・・・・・・

 この目で見ている。」



やな汗が、湧き出る。

手が震えた。


ガチで、化け物じゃないか。



「今朝のニュース、お前も見ただろうが

 あれは血縁者の仕業だと、

 私は思っている。」


「手に負えないのが、現状ね・・・・・・」


ようやく奏子が、口を開く。


「私を含め、『吸血鬼協会』の人間は、

 『吸血鬼』の力を抑制する役目もあるの。

 いわゆる、

 『聖職者』と呼ばれているけど・・・・・・」









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