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20-16


「共存?頭が足りてないんじゃないの?」


「河野 久也は、どこにいる?」


「······は?」


「僕は、そいつの息子だ。」


「······何、言ってんの?」



明らかに、怯んだ。



「父さんに、話がある。」


「デタラメ言ってんじゃないわよ。」


「母さんにも、会わなければ。」


「ちょっと、黙ってくれない?」


「あなたの考えは、間違っていると。

 どちらにも言わないと、気が済まない。」


「黙れって言ってんのよっっっ!!」



怒鳴った声は、震えている。


取り乱した彼女を見据える

貴也の表情は、なぜか悲しげに映った。



「······貴也様。」



乾さんが、優しく呼び掛ける。



「お気づきになりましたか。」


「······ええ。思い出しました。」




二人が交わした、言葉の意味は。


杏奈と顔を見合わせた瞬間、

とある答えが頭に浮かんだ。



いや、でも。まさか。という思いで、

いっぱいになった。




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