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20-10


頼もしい発言だが、不安になる。


チャラメンが赤い目を使ったら。

事態は、最悪な方向へ行くのでは。


貴也も、それを心配しているのか

歩いていく彼女の背中から、目を離さない。


いつでも動けるように。

その姿勢が窺える。


俺も、同じだ。

杏奈を庇いつつ、注目する。



「見れば見るほど、いい女だな。

 そんな地味な服じゃなくて、もっと

 派手なやつが似合うぜ。」


「それは、お褒めの言葉と受け取ります。」



ぐいっと、乾さんの腰元を引き寄せてっ······

うわっ。その顔の距離はっ。

ジャパニーズ規格外だぞっ。


あぁっ。我慢しろ貴也っ。

今にも飛びかかりそうだっ。



「使えないとでも思ったのか?

 オレは今、食事を済ませたばかりだぜ?

 いつもより、多めにな。」



乾さんの繊細な顎を捉えて、チャラメンは

いやらしく笑う。


や、やっぱり!

赤い目、使えるんじゃねーかっ!!



「抗えるものなら、抗ってみろ。」




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