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20-4


《えっ······あの、えっと······》


《あははっ!かわい〜!顔真っ赤じゃ〜ん!

 まだってことか〜!

 うんうん分かりやす〜い!》



流石のクールビューティーも、

この手の話題は苦手なようだ。


······まだっすよ。超えてません。

俺が、ヘタレなばかりに。



《いいよいいよ〜!清いカンケー尊い!

 大事にしてもらってんだね〜!》


《······はい。》



無論。



《帰る方向同じかな〜?一緒に帰る?

 最近ここら辺、事件多いし〜。

 杏奈ちゃんかわいーから、襲う奴

 いそうだもん。》



あっ。そういえば。


さっきの怪しい男、どこ行った?


姿が見えない。



《迎えが来るので、大丈夫です。》


《そーなんだー。じゃあ安心だね!》


《緋葉さんこそ、

 気をつけて帰ってくださいね。》


《うん!ありがと〜!またね〜!》



······気のせい、だったのか?


とりあえず、見守り続行だな。




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