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19−8


ぽわぽわが、ぎゅいーんと。

大きくなった彼女の目が、俺に注がれる。


そうだ。俺を見ろ。杏奈。



「······じ、自分こそ、ごめんなさい······」



白い肌が、真っ赤に染まっていくのが分かる。


ここで、ハグでもしたら完璧なのか。

いや。安易だな。ここは、我慢だ。



ふわっと、杏奈の手を解放する。



「すみませんでした。紋白さん。

 行きましょう。」


「はい。朔耶様。」



黙って、彼女より先を行く。


背中に受ける視線が、熱い。

よしよし。いいぞ。こういうことだな。



「うふふ······流石ですわ、朔耶様。

 飲み込みが早うございます。」


「大事なことを、教えてもらいました。

 ありがとうございます。」



弁解する前に。

愛を持って包み込め、ということだな。





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