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すん。
······?!
微かに、匂う。
辺りを見回してみるけど、元が辿れない。
この甘い匂い。血の匂いだ。
近くに、吸血鬼がいる。
「······朔耶?どうしたの?」
店の入り口に突っ立って動かない俺に、
杏奈は首を傾げている。
「······何でもない。」
今まで嗅いできた匂いとは、何かが違う。
キョーレツに甘い匂いがした
貴也の時と。
匂いは微量なのに血の濃さを感じた
酒殿の時と。
どちらとも、存在感を強く覚えたのに。
他の匂いが混じったら
かき消されてしまうくらいに、弱い。
これは、危険な奴なのか?
いきなり、本命と出くわしたのか?
いずれにしても、この状況を崩すのは
支障が出てしまう。
でもこのまま、
何もなかったことにするのか?
······
俺は、もう一回辺りを見回した後
店内に足を踏み入れる。
こちらが仕掛ける前に。
向こうから、仕掛けてくる可能性は······
ゼロじゃないのかもしれない。
明日退院になりました♪♪♪
リハビリ通院は続きますが、
お家に帰れるのがとてもとても嬉しいです
。・゜・(ノД`)・゜・。ぉぉぉぉぉ
ここまで読んでくださり、本当に∞
ありがとうございますm(_ _)m。・゜・゜・。∞
これから『譜に宿りて』の方へ
潜りたいと思います。
マイペースになりますが、
お時間の許す限りよろしくお願いいたします
m(_ _)m。・゜・・゜・。∞
 




