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18-20


杏奈を、見据えたまま動かない昌耶。

冷たい視線を受けながらも、怯まない彼女。


相互を、俺は見守ることしかできない。


親父の危惧するところは勿論だし、

杏奈の意思を抑えつけるのも、どうかと思う。

だから、俺は。



「······僕は、親の立場として

 わざわざ君を危険に晒す事は、勧めない。

 でも、君の意思を抑える事は······

 難しいだろうね。」



どんな状況でも、彼女の命を最優先に動く。



「朔耶。アンナちゃんを護れるか?」



俺の考えが、筒抜けのような質問。

それに驚くよりも、

愚問だと笑う方が先に出た。



「護れるに決まってんだろ。」



杏奈の大きな瞳が、真っ直ぐに俺を捉える。



「俺から離れるなよ、杏奈。」




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