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18-18


ダメに決まってんだろ。


そう口から出る前に、親父が言葉にした。


「相手は、血狂いを起こしているが

 フルパワーの吸血鬼だ。

 しかも、単体とは限らない。

 朔耶たちが、君を守りきれるとは

 言い切れないよ。」


「無謀だとは分かっています。でも、

 囮になる事は、できます。

 捜査網を敷くだけでは、彼らを

 掴めないと思います。

 自分の命は、自分で守りますから。」


「強気だね。危険すぎるよ。

 君の、勇敢さは。」



すっ、と向けた昌耶の眼差しは、

凍りつくように冷たかった。


今までに、見たことがない。


俺も、杏奈も、その視線を

外すことができずに固まった。



「僕たち吸血鬼を、侮ってはいけない。

 力だけではなく、狡猾さも備わっている。

 ······その絶望を前にして、君は動けるか?」




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