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18-11


ごくん。喉を鳴らす。



はぁはぁしてる俺、変態すぎませんか。

嫌われませんか。息くさくないっすか。

歯磨いてればよかった。ちくしょーっ。



ぐっと、杏奈の両腕を掴んだ。



細い。細いな。力加減しないと、折れちまう。

こんなに、細いとは。白いとは。

かわいいとは。あーっ、もう!

為せば成る為さねばならぬ何事もっ!



ふわりと、触れる程度に重ねた。



勿論キスは初めてじゃない。

このくらい、なんてことは······

ぐはぁぁぁーっ!

柔らけぇっ!すげぇっ!やべぇっ!

濃厚なやつとか、できる気がしねぇ!



「······おやすみなさい。」



とろけてる。いい笑顔。

俺のヘタレキスで、

そんなにとろけてくれんのか。



「······おやすみ。」



申し訳なさが押し寄せて、彼女の頭を撫でた。


でもそれでまた、とろけていく。



こ、こんなんでいいのか?杏奈?

ごめんな。ヘタレが治ってなくて。


······これから、メンタルも鍛えてこ。






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