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17-28


「今から、愛しきスイートハニーの

 香しく清らかな血潮を、

 もらいにいかなければだろう?」


「えっ?いや、もうお腹いっぱ······」


「人間としての君は満たされているだろうが、

 吸血鬼としての君は、飢餓状態だよ?

 その自覚はあるのかな?」


「いやいや、でも朝、いただいたし······」


「トゥーバッド!

 吸飲は、夜が深まる頃に行うのが

 ベストだと教わらなかったのかな?」


······なにぃ?

それは、知らないぞ。


「······まぁ、仕方がない。

 吸飲した後の欲情は、若ければ若いほど

 止められないものだ。それを懸念して、

 昌耶は教えてなかったのかもしれないが。」


う。それは、あり得る。


「力を蓄え、朝日が昇ると同時に爆発させる。

 これ実は、人間と何ら

 変わりないところなのだよ。

 これからは、底力を発揮させる為に

 サイクルを大事にしたまえ。」




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