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「えっ······あっ!あの時の?!」
「先日は、大変麗しい青春の1ページを
拝見させてもらったよ。ありがとう。」
「······
ど、どういたしまして······?」
「綾辻 星弥。またの名を、ツジーという。
気軽に呼んでくれたまえ。」
「あはっ······は、はい。自分は、
アンナ・日下部・レングラントです。
アンナで構いません。ツジーさん。」
「So クール!流石だ!素晴らしく
飲み込みが早い!」
流石だ杏奈。冷静な判断。大好きだよ。
あ。やっと、親父の拘束が解けた。
「さぁさぁ星弥さん!上がって!
夕ご飯食べて行くでしょう?」
「あぁ······オフコース。
君の真心が入った貴重なディナーを、
僕が逃すわけがない!」




